コバ(バニッシュ)について
レザーとレザーの張り合わせの断面をメーカー独自のコンセプトにより様々な色味にて断面を塗布し染色を行う箇所が
コバ(バニッシュ)になります。
購入時は色合いが美しく質感も良いのですが、長きに渡り使用していると屈折やスレキズなどでコバが損傷を起こし劣化などが起こります。
コバの染色部分のみが損傷しているだけでは問題がありませんが、そのままにしておくとレザーの断面部分から
本体のレザーが痛んでしまいますので、コバの割れや損傷が起こってきた場合には長持ちさせる為に修理を検討してみましょう。
コバ(バニッシュ)修理については
損傷を起こしている箇所をサンディングして整えてから似寄りの色の色味にて調色を行い
修繕を行っていますので幅広いブランドのバッグ、小物製品の修理可能です 安心してご依頼ください。
コバ(バニッシュ)修理については
修理前(before)
コバ(バニッシュ)の修理前のビフォーの画像です。
断面部分からコバの色がスレキズで損傷を起こし下地が見えてきています。
コバ(バニッシュ)部分の修理を行う前の下準備として断面のおうとつやひび割れを起こしている部分や
全体を均一にフラットな状態に整える作業から始めていきます。
この下準備を怠ると再度調色した溶剤を塗布した後も、おうとつやザラザラ感が残ったままの状態の断面になり
コバ修理では一番時間をかける工程になります。
フラットにサンディング後は似た様な色味を調色し整えた断面に何度か塗布を行い繰り返し
この作業を行います。
断面部分にしっかり色が浸透した後は仕上げの溶剤を塗布し完成になります。
修理後(after)
コバ(バニッシュ)AFTER写真です
下準備を行い、繰り返し丁寧に塗布を行ったコバ(バニッシュ)に断面部分です。
元々のひび割れやおうとつは目立たなくなり、均一な仕上がりになりました。
コバの断面によって作業工程は変えながら、現状の色味に近づけて作業を行っていますので
冒頭で紹介しました、ひび割れやスレキズで断面部分が損傷を起こしている場合には
修理は可能ですので修理でお困りの場合には一度ご相談下さい。