トゥミ(TUMI) トートバッグ・ハンドル(丸手)交換の修理事例

今回のTUMIの修理案件については、持手部分の接着の剥がれや表面の劣化などもあり、左右一式交換を行っています。修理については一度縫製を解き分、分解し寸法を測り、厚みや幅を確認してから作成を行っています。また今回の持手についてはかなりの長さがありますので丸手のアーチ部分が歪みが作成後に出ないように型紙の修正を行い正確に型紙を作成してからレザーの裁断を行っています。裁断後は先に平手部分の縫製を行い丸手の内側の部分の芯材の厚みを測り現状の厚みに近い芯材を作成後、丸手部分の内側に入れ込み縫製を行います。その後はコバの断面のバニッシュの塗装となりますので整えから似寄りの色の溶剤にて下地を作り色、仕上げ材を塗布し完成をさせています。また今回は持手の縫製は現状の中央のステッチのみですと屈折を繰り返すことで剝がれる恐れがありますので左右に縫製を入れている仕様に変更をして作成を行っていますので接着剝がれなどのトラブルはないかと思います。

    • 修理内容 ハンドル(丸手)交換
    • ブランド名 トゥミ(TUMI)
    • 形状 トートバッグ
    • 修理詳細 経年変化により接着剥がれ、表面のスレ損傷により左右一式交換
    • ご依頼主様 大阪府 S様