「ビジネスバッグのショルダーが切れてしまった」
「古いモデルだから正規店の修理を断られた。どうしたらいいですか…」
「時計のレザーベルトが壊れたから、作り直してほしい」
このような修理依頼を、宅配鞄修理専門店コルサ(CORSA)では承ってきました。
ここでは、弊社の修理職人がレザー製品のよくあるトラブルや修理内容などを解説していきます。
- ポール・スミス(Paul Smith)の特徴
- ポール・スミス(Paul Smith)の修理について
- ポール・スミス(Paul Smith)の主なトラブルと修理実績
- ファスナーの不調やスライダー交換については
- スライダー交換 一箇所
- ファスナー交換 一箇所
- ハンドル交換(平手・丸手)交換については
- ハンドル交換(平手)
- ハンドル交換(丸手)
- 根革交換(レザーパーツ)については
- 根革交換
- レザーパーツ交換
- ショルダーベルト交換については
- ショルダーベルト交換
- 口元バインダー交換・玉縁パイピング交換修理については
- 口元バインダー交換
- 玉縁部分補修
- 玉縁パイピング巻き直し
- 内装交換や破れ補修については
- 内装破れ補修
- 内装(内袋)交換
- ほつれ再縫製については
- ほつれ再縫製
- クリーニングや染色(染め直し)やバニッシュ再塗装について
- クリーニング
- 部分染色
- 全体染色(染め直し
- バニッシュ再塗装
- 小物製品の修理について
- リステッチ
- ホック交換
- ファスナー交換
- スライダー交換
- コルサ(CORSA)での修理参考価格・納期目安
- ポール・スミス(Paul Smith)のメンテナンス方法について
- ポール・スミス(Paul Smith)製品はバッグも小物も修理可能です。お困りの際は、諦めずにぜひご相談ください。
ポール・スミス(Paul Smith)の特徴
英国を代表するファッションブランド「ポール・スミス(Paul Smith)」は、1970年にデザイナーのポール・スミス氏がイングランド・ノッティンガムで開いた小さなショップから始まりました。インスピレーションの源はどこにでもある” 。この理念を常に持つポール・スミス氏は、日常生活やアート、音楽、サイクリングなどから着想を得て、伝統とアイデアを融合させた独自のデザインを確立。唯一無二のテーラリング(仕立て)の技術を活かし、アパレルのみならずバッグや財布、時計、ベルト、ジュエリーなどのアクセサリーも手掛けるようになりました。
1982年から販売が始まった日本では、現在「ポール・スミス」に加えて「ポール・スミスコレクション」、2016年からはディフュージョンライン(普及版)の「PSポール・スミス」を展開。直営店は全国各地に、アウトレット店は栃木、千葉、神奈川など6箇所にあり、オンラインショップも運営。
アングルポイズ(Anglepoise®)、ライカ(Leica)、ランドローバー(Land Rover)、カランダッシュ(Caran d’Ache)など、型破りなコラボレーションも有名で、2023年9月には同郷イングランドのマルベリー(mulberry)と初タッグ。マルベリー(mulberry)のアイコンバッグ「アントニー」をベースにポール・スミス(Paul Smith)のカラーパレットやストライプを組み合わせた10型を直営店などで販売しています。
修理依頼があったポール・スミス(Paul Smith)製品
これまでコルサ(CORSA)では、ポール・スミス(Paul Smith)のさまざまなバッグの修理を承ってきました。
PS Paul Smithビジネス トート/PS Paul Smithビジネス リュック/PS Paul Smithビジネス 2WAY ブリーフケース/アーバントラベラー2WAYショルダーバッグ/シグネチャーストライプ クロスボディバッグ/ナイロンブライトストライプトリム ブリーフケース/ビジネスカジュアル 2WAYブリーフケース/ビジネスカジュアル トートバッグ など
ポール・スミス(Paul Smith)の修理について
ポール・スミス(Paul Smith)正規店の場合
実店舗などで購入した商品の場合は、購入店舗または運営会社のジョイックスコーポレーションの公式ホームページから問い合わせしましょう。オンラインショップで購入した商品は、相談窓口がオンラインショップ宛のメールのみとなっています。
詳しくは、ポール・スミス(Paul Smith)HPの「お問い合わせ」ページをご参照ください。
正規店の場合はオリジナルパーツや素材で修理されますが、「修理代が高額」「納期がかかる」「代替品がない場合は断られる」ことがあります。
申し込み前に、以下の内容も確認しておきましょう。 ・販売証明書やレシートがあるか ・直営店、または公式オンラインストア購入品か ・初期不良に関しては、無償もしくは有償にて対応可能か |
コルサ(CORSA)の場合
店舗持ち込みや配送依頼の他、電話、メール、LINEにてお問い合わせとお見積りを承っております。修理は数千件の実績を持つ職人たちが行い、メーカー保証対象外のご相談に対応できる他、オリジナル品に類似したレザーや生地、金具、素材を使用することで費用を抑えた修理が行なえます。また修理後3か月保証制度を採用しておりますので、修理直後にトラブルが起きても安心です。
細かな納期や金額で不安な場合は、ポール・スミス(Paul Smith)とコルサ(CORSA)での相見積もりがオススメです。
コルサ(CORSA)では、メーカーで断られてしまったトラブルの修理実績があります。
諦めずにご相談ください。
まずは修理可否を聞いてみる
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問い合わせはメール・LINE・お電話にて承っております
ポール・スミス(Paul Smith)の主なトラブルと修理実績
ポール・スミス(Paul Smith)のバッグは、丈夫で肌触りの良いカウレザーをはじめ床革、ポリエステル、リサイクルナイロン、ジャカード生地など、さまざまな素材が使われています。それら生地にはブランドの代名詞といえる「シグネチャーストライプ」があしらわれていたり、柄がインクジェットプリントされていたりと特殊な加工がされている製品も少なくありません。そのため使用状況や保管環境によっては思わぬ劣化や損傷が起こる可能性が潜んでいます。
ここからはポール・スミス(Paul Smith)製品の主なトラブルと、コルサ(CORSA)での修理内容や交換実績をご紹介します。
ファスナーの不調やスライダー交換については
ビジネスバッグやトートバッグ、リュックなど日常的に使用するバッグなら、必ず手に触れる部分がスライダーやファスナーです。この部分はレール(エレメント)が歪んだことによる開閉の不具合、スライダーの欠損、テープの縫糸が解けるといった金属疲労や経年劣化によるトラブルが考えられます。
弊社では機能が近いファスナー・スライダーにて交換を行います。
また状態の良い引き手は移植することが可能ですので、修理後も見た目に違和感ありません。
スライダー交換・ファスナー交換のタイミング ・ファスナーのテープ生地が切れている、または擦れてきている ・金属ファスナーの場合はレールが欠けている、またはサビはじめている ・コイルファスナーの場合はレールが一部かけている・スライダーを動かしても口が開いてしまう など |
ハンドル交換(平手・丸手)交換については
ポール・スミス(Paul Smith)では、ブリーフケースやハンドバッグ、2WAY・3WAYタイプの製品に、さまざまなサイズ・太さ・長さのハンドルが採用されています。ハンドルにレザーが使われている場合、乾燥や疲労によって革が擦り切れてしまったり、縫製がほつれたりすることがあります。丸手ハンドルでは、レザー内部にある芯材が劣化によって折れたり割れたりすることも。「小さな損傷だから」と症状を放置し、かえって損傷を広げてしまうことになる前に、早めの修理をご検討ください。
修理する際は、事前にハンドルの幅や長さなどを測定し、見た目の違和感がでないように同系色の汎用素材で新たなハンドルを作成いたします。
ハンドル部分の交換のタイミング ・レザーのひび割れや千切れ ・レザーが伸びてしまう ・丸手の場合、ハンドルの芯材が折れる、もしくは割れる |
根革交換(レザーパーツ)については
ショルダーやハンドル、金具を固定するために使われている根革やレザーパーツは、革や縫糸の経年劣化によって亀裂やひび割れ、千切れなどが発生します。耐荷重を超えたものを入れることもパーツ破損の原因です。
修理の際は、現状の根革やレザーパーツの形状を測定し、色味に合わせた同系色レザーを元に新たにパーツを作成します。
ショルダーベルト交換については
ポール・スミス(Paul Smith)のバッグの中でショルダータイプは、メンズ、ウィメンズともにさまざまなバリエーションが出ています。ショルダーバッグでよくあるトラブルは、ストラップの縫い目がほつれたり、レザー素材の場合はレザーが千切れてしまったり、裁断面のコバが剥がれてしまったりすることが挙げられるでしょう。
修理では、まず現状のベルトの長さや厚みなどを測定した後、数値に則った新たなベルトを作成いたします。事前にお客様からご要望いただければ、長さのカスタマイズも可能です。レザー素材の仕上げでは革のコバ(裁断面)を磨く「コバ磨き(コバ塗り)」や、革の端を内側に包むように折り曲げる「ヘリ返し」なども選択いただけます。
ショルダーベルト交換のタイミング ・レザーが乾燥して、ひびが割れている ・ベルトのレザーが伸びてしまう ・ベルトが歪んでいる |
ショルダーベルト交換
17600 円~(税込み)
オリジナルに似せた色味と質感のベルトを作成します。レザーの場合、コバ面は依頼品と同様のバニッシュ加工やヘリ返しに仕上げます。
口元バインダー交換・玉縁パイピング交換修理については
玉縁(パイピング)や口元バインダーには、素材同士を繋ぎ、バッグ自体の耐久性を上げる役割があります。縁に面しているため汚れや傷がつきやすいのですが、ケアを忘れてしまいがちな場所です。
バッグ口元のバインダーを修理する場合は、同系色のレザーを用意して交換。玉縁(パイピング)を修理する場合は、依頼品の状態に合わせて損傷箇所をレザーで巻き直す「部分補修」か、芯材から作り直す「一式交換」をご提案いたします。
・口元バインダー部分のレザーにひび割れや千切れがある
・玉縁(パイピング)のレザーが硬化している
・玉縁(パイピング)のレザーの下から芯材が出てきている
口元バインダー交換
11000円~(税込み)
トートバッグなどの口元やショルダーバッグの縁の箇所のバインダーの交換箇所がバインダーとなり、交換の際には同色系統のレザーにて交換となります。
内装交換や破れ補修については
雨や砂埃、文房具やメイク道具など、大切なバッグの周りには汚れや傷をつけてしまうものであふれています。いつの間にか内袋が破けていたり、穴が開いてしまっても諦めずに、修理に出してみませんか。
内袋を補修・交換する際は、お客様との色味のイメージ共有を行い、ご納得いただける素材を用意し修繕いたします。生地のダメージが大きい場合は、色味が似た素材を寸法通りに作り直して交換。損傷の具合によって最適な補修方法をご案内しますので、お気軽にご相談ください。
ほつれ再縫製については
縫糸は素材や太さ、保管と使用環境によって寿命が左右されますが、バッグの底や各パーツの根本、生地の折り目、ハンドルといった箇所の糸は、負荷がかかり擦れて細くなりほつれやすいとされています。小さなほつれでも放っておくと徐々に症状が広まり、最悪の場合は製品の形が維持出来なくなる、なんてことにもなりかねません。早い段階での再縫製をオススメしています。
修理では同系色の糸を使い、ほつれた部分を覆うように広範囲で再縫製し補強します。
クリーニングや染色(染め直し)やバニッシュ再塗装について
ポール・スミス(Paul Smith)で使用されているレザーやポリエステル、ナイロンは、日頃から手入れしやすい素材ですが、使えば使うほど見えないホコリや汚れが蓄積していきます。また誤った保管やメンテナンスを行うと、シミや色スレ、退色、銀浮きなどが発生することも。
弊社では正規店が受け付けていないクリーニングや染色が可能で、ご希望があればお好みの色に染め直すカスタマイズもお楽しみいただけます。ご依頼品の状態とご要望に合わせた修理をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
ハンドルやコバの断面には溶剤を使ったバニッシュ処理が行なわれていますが、何らかの原因でトップコートが剥がれ、ベタつきや色味が剥がれしまうことがあります。その場合は、一度断面の溶剤を全て剥がした後、下地作り→染色→仕上げ溶剤塗布の3工程からなるバニッシュ再塗装を施します。
部分染色
6600円~(税込み)
小物製品は4400円~(税込み)
四つ角のスレキズやワンポイントの退色には部分染色が可能です。現状の症状に合わせた色味を作成し部分的染色を行います。
※染色については大きさや構造により金額は異なります。
全体染色(染め直し
22000円~(税込み)
小物製品は8800円~(税込み)
全体的な退色や表面部分の黒ずみなどがある場合は全体の染め直しが可能です。
現状の色味と事前に再現し確認後染め直ししていきますので安心してご利用が可能です。
小物製品の修理について
ポール・スミス(Paul Smith)の小物製品の修理では、財布やキーケース、ベルト、時計のレザーベルトなどの修理が可能です。その中でよくある相談は、ステッチ(縫製の糸)の擦れ、ほつれ、千切れの他、ホック(パチンと留める金具)やバネホックの不具合、ファスナーやファスナーテープの損傷が多い傾向にあります。
縫い目の補修(リステッチ)作業では、類似した色の糸を使って該当箇所を目立たなくするように広範囲を再縫製して補強します。ホック交換では、同系色で無地のホックを見繕いオスメス一式交換。ファスナー交換では似寄り素材を一式交換し、状態が良い引手はそのまま移植が可能です。
時計のレザーベルトは修復の他、新しく作り直すこともできますので、お気軽にご連絡ください。
コルサ(CORSA)での修理参考価格・納期目安
修理内容 | 参考価格(税込) | 納期目安 |
スライダー交換 | 4400円~ | 14日~ |
ファスナー交換 | 9900円~ | 18日~ |
ハンドル交換(平手)/(丸手) | 13200円~/15400円~ | 24日~ |
根革交換 | 6600円~ | 18日~ |
レザーパーツ交換 | 6600円~ | 18日~ |
ショルダーベルト交換 | 18700円~ | 22日~ |
口元バインダー交換 | 11000円~ | 20日~ |
玉縁部分補修 | 7700円~ | 19日~ |
玉縁パイピング巻き直し | 18700円~ | 22日~ |
内装(内袋)破れ補修 | 6600円~ | 24日~ |
内装(内袋)交換 | 18700円~ | 18日~ |
ほつれ再縫製 | 2200円〜 | 14日~ |
クリーニング | 6600円~ | 18日~ |
部分染色/小物製品 | 6600円~/4400円〜 | ※要確認 |
全体染色(染め直し)/小物製品 | 22000円~/8800円〜 | ※要確認 |
バニッシュ再塗装 | 5500円〜 | 18日〜 |
(小物)リステッチ 1箇所 | 2200円〜 | 7日~ |
(小物)ホック一式交換 | 4400円〜 | 14日~ |
(小物)ファスナー交換 | 9900円〜 | 18日~ |
(小物)スライダー交換 | 4950円〜 | 10日~ |
※納期はご依頼品の修理内容や資材手配、混雑状況によって変動いたします。
ポール・スミス(Paul Smith)のメンテナンス方法について
・使い始めに、シミや汚れを防止する革専用防水スプレーを塗布することをおすすめします。・色焼けの原因となる直射日光に当たらない場所で保管してください。・濡れてしまった場合は、すぐに清潔なウエス(布)などで拭き上げましょう。・レザーが乾燥してきている場合、専用クリームを使って保湿してください。・長期間使用しない場合は、お手入れ後に十分な自然乾燥を行い、あんこ(丸めた紙)を詰めた上で付属の布袋に入れ、風通しが良い冷暗所で保管しましょう。 乾燥剤や防虫剤を使う際は、革製品対応商品を選んでください。 |