【Louis Vuitton 修理事例】ブローニュ(Boulogne)ショルダーバッグの損傷しやすい箇所と修理対応
ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)の中でも、洗練されたシルエットと使い勝手の良さで人気を集めるブローニュ(Boulogne)シリーズ。本記事では、ブローニュ・ショルダーバッグの損傷しやすいパーツと修理内容を詳しくご紹介いたします。
また、現在のラインナップや類似モデルの形状情報、メーカー修理の可否や修理専門店での対応可否についても解説。ブローニュをご愛用中の方はぜひ参考にしてください。
ルイ・ヴィトン「ブローニュ(Boulogne)」について
「ブローニュ」は、1980年代〜2000年代初頭にかけて人気を博した定番ショルダーバッグシリーズ。バッグの上部が湾曲したなめらかなフォルムと、ワンショルダーの持ちやすさが魅力です。
・やや丸みのあるハーフムーン型の本体シルエット
・シングルショルダーストラップ
・モノグラムキャンバス+ヌメ革のコンビネーション
・ファスナー開閉式+内ポケット付き 2021年アップデートされたクロスボディバッグ仕様。モノグラムキャンバス・レザーコンビで再登場
現在の「ブローニュ」ラインと類似モデルの紹介(2020年代)
・ブローニュ・バッグ(Boulogne)2021年アップデートされたクロスボディバッグ仕様。モノグラムキャンバス・レザーコンビで再登場
・ブローニュ・BB 小ぶりなサイズ感で、ミニバッグブームに対応。
・ループ(Loop)丸みのあるシェイプでブローニュに近い印象。
・ディライトフル大きめサイズ+柔らかい構造でショルダーユース向け。
・グレースフル現代的なハーフムーン型で、実用性に特化した形状。
ブローニュショルダーバッグの損傷しやすい箇所と修理内容一覧
ヴィンテージ製品のブローニュは品質も良く30年経過してから弊社CORSAにご依頼を頂くお客様も多く損傷も救くなく高品質ではありますが、長きに渡り使用しているとメンテナンスが必要な箇所ができますので修理が必要な場合には下記をご参照ください。
ファスナーの生地、スライダー金具修理事例
ブローニュのバッグや通しマチにファスナーテープが縫製して取り付けられており、長期間の使用による金属のすり減りの摩耗や、無理な力での開閉が損傷の原因となります。スムーズな開閉のためにはホコリや汚れを落とす事やメンテナンスが必要ですが、以下のトラブルが起こってしまったら当店に相談してください。
ファスナー、スライダー交換については
開閉の際にファスナーが開いてきてしまう、ファスナー生地が裂けてしまった
スライダー部分を動かそうとしても固い、もしくは金具の損傷を起こしているなど
根革交換については
ブローニュのラッパの形状のレザーパーツとパーツを取り除いた根革のパーツは経年変化や大きな力が加わる事で千切れや損傷を引き起こします。交換の際には現状の色味に近いヌメ革やスムースレザーにて根革を作成が可能です。その際にルイヴィトンでは欠かせない外周のライン(焼捻)を入れて修理を行います。
該当箇所の縫製を解き、似たようなレザーにて弊社では修理を行っていきます。
レザー表面にオリジナルに近い捻(縫製横の線)をレザーの両サイドにて加工していきますので見た目遜色なく修理は可能です。
内袋・内装交換について
ブローニュの内装交換のご依頼は内ポケット内部の合成皮革のベタつでのご依頼になります。。高温多湿の多い場所での保管が原因とされているので、上記の症状の場合には似寄りの色味のシャンタン生地作成での交換が可能です。その際に現状の色味に近いシャンタン生地などを使用して取り換えを行います。
ショルダーベルトの修理事例
ショルダーベルト修理時に元のデザインを尊重しつつ、違和感のない自然な仕上がりを行います。ルイヴィトンならではの革や糸の質感を再現するため、3〜4社から厳選した材料を手配しているのもこだわりです。ストラップの長さの変更にも対応し、表面の焼捻の(意匠)を行い作成していきます。
またショルダーベルトの肩当てレザーについては裏側の樹脂の受けパーツについては劣化がない限り、表側のヌメ革のみ交換で修理が可能です。
ショルダーベルト交換
18700円~(税込み)
ルイヴィトンのショルダーベルト交換については、交換の際には現状の長さ・幅・厚みを測り現状の色味に近いレザーにて左右一式交換修理を行っていきます。
玉縁パイピング交換修理については
ブローニュ玉縁部分はポリ芯の入っていない玉縁となりますので玉縁のレザーを交換する場合には専用の押さえを使用してまき直し交換を行います。ヌメ革の交換については弊社CORSAではヌメ革の種類も多くご用意をしており、違和感なく作成が可能です。
クリーニングなどの洗浄や染色については
購入時は綺麗な状態でも使用していく中で製品に汚れが付着してシミになったり、色スレや退色を起こすケースがあります。その様な場合にはクリーニングや染色にて改善や染め直しが可能です。
ファスナーやレザー部以外のトラブルは、洗浄や染め直しで対応しています。たとえばモノグラムの部分にカビが生えてしまったり、汚れがついてしまったりというケースは洗浄で、エピの財布のスレや色あせがひどいケースでは染色で対応するのです。
部分染色
11000円~(税込み)
四つ角のスレキズやワンポイントの退色には部分染色が可能です。現状の症状に合わせた色味を作成し部分的染色を行います。
※染色については大きさや構造により金額は異なります。
全体染色
24200円~(税込み)
全体的な退色や表面部分の黒ずみなどがある場合は全体の染め直しが可能です。
現状の色味と事前に再現し確認後染め直ししていきますので安心してご利用が可能です。
メーカー修理については
ルイヴィトンメーカー修理について
ルイ・ヴィトンでは、購入証明書(レシート)や正規取扱店での購入履歴がある場合に公式修理を受けることが可能です。
・廃盤モデルで部品が残っていない
・使用感や劣化が著しい状態
そのような場合は、修理専門店への依頼が現実的な選択肢です。
修理専門店「コルサ」の強み|ルイ・ヴィトン修理実績多数
鞄・財布修理専門店「コルサ」では、ブローニュをはじめとするルイ・ヴィトン製品の修理実績が豊富です。
・モノグラム・ダミエ・ヴェルニ・エピ・ヴェルニなど幅広く全対応
・廃盤モデルの再生も多数
・修理実績10000件以上のバッグ修理対応
・熟練職人による多種なミシンを使い分けて修理
・高評価レビュー多数(Googleレビュー★4.8以上)
「メーカーでは断られたけど新品同様に戻った」
「他店より丁寧で、納期も早かった」など
多くのお客様より高い評価を頂いております。
ブローニュの魅力を永く使い続けるために
ルイ・ヴィトン「ブローニュ」は、クラシックなデザインと日常使いしやすい機能性を兼ね備えた名作ショルダーバッグです。
革やファスナーのトラブルが出ても、適切な修理によって美しく再生可能です。
ルイヴィトン別ラインのカバン・財布の修理でお困りの場合には下記のルイヴィトンURLをご参照下さい。
「もう使えないかも…」と諦める前に、ぜひ一度修理専門店コルサへご相談ください。