「バッグの止水ファスナーやパーツが壊れてしまった」
「バッグが汚れたからクリーニングしたい」
「ナイロンテープが擦り切れている」
このようなマスターピース(master-piece)製品の修理依頼を、宅配鞄修理専門店コルサ(CORSA)では承ってきました。
ここでは、大切なマスターピース(master-piece)の商品を長くご使用いただくための修理方法やメンテナンス方法について解説します。
マスターピース(master-piece)の特徴
1994年に誕生したマスターピース(master-piece)は、それまであまり注目されていなかったメンズバッグのファッション性を向上させたパイオニア的存在です。
機能美を追求しているバッグは、カジュアル系からビジネス、アウトドア、ゴルフ、ペット関連まで幅広く、昨今ではポーチや財布といった小物やウエアも手掛けています。
2008年には大阪と兵庫県豊岡に自社工場を設立し、高品質なメイド・イン・ジャパン(MADE IN JAPAN)の製品を世界に発信し続けているブランドです。
修理依頼の多いマスターピース(master-piece)
コルサ(CORSA)では、これまでさまざまなマスターピース(master-piece)製品の修理を承ってきました。
・Density バックパック・LIGHTNING バックパック・STREAM 2WAYバックパック・potential 2WAYミニショルダーバッグ・Density スリングバッグ など
マスターピース(master-piece)の修理について
マスターピース(master-piece)正規店の場合
依頼品を正規店に持ち込むか、店舗に修理の旨を伝えて郵送し見積もりを出してもらいましょう。
見積もりの金額や日数に承諾すると、自社工場「BASE OSAKA」に所属する専門の職人たちによって修理が行われます。
依頼する際に気をつけていただきたいことは、「プリントやコーティングなどの剥がれ」と「生地や皮革の変色・退色」は修理不可、「製品のデザイン変更などの改造」や「クリーニング」は不対応、「ウェルダー加工製品は修理不可になる場合がある」ことです。
申し込み前に、以下の内容も確認しておきましょう。
・販売証明書やレシートを持参しているか
・直営店、または公式オンラインストア購入品か
・初期不良に関しては、無償もしくは有償にて対応可能か
マスターピース(master-piece)のオリジナルパーツや素材での修理をご希望の場合は、マスターピース(master-piece)公式HPをご参照ください。
コルサ(CORSA)の場合
店舗持ち込みや配送依頼の他、電話、メール、LINEにて迅速なお問い合わせ・お見積りが可能です。
修理は数千件の実績を持つ職人たちが行い、メーカー保証対象外のご相談に対応できる他、オリジナル品に類似したレザーや金具、素材を使用することで費用を抑えつつ修理することが可能です。
マスターピース(master-piece)の一部製品には特殊な素材が使用されているため、正規店では修復困難と判断されてしまう場合があります。
弊社コルサ(CORSA)ではお客様との綿密な打ち合わせを通して、「状態が良い既存のパーツを流用」「依頼品の材質に近い別生地や別革に交換する」など、商品一点一点にご納得いただけるご提案内容と修理を心がけております。
細かな納期や金額で不安な場合は、マスターピース(master-piece)とコルサ(CORSA)での相見積もりがオススメです。
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マスターピース(master-piece)の主なトラブルと修理実績
耐久性に優れる日本製のマスターピース(master-piece)のバッグですが、長きに渡り使用しているとファスナーの開閉が急に固くなったり、ショルダーベルト根元の縫製が緩んで千切れそうになったりと、トラブルがつきものです。
ここからはマスターピース(master-piece)製品の主なトラブルと、コルサ(CORSA)での修理・交換実績をご紹介します。
ファスナーの不調やスライダー部分の故障について
一般的にファスナーは、開閉を繰り返しているとかみ合わせを行うエレメント(務歯)やスライダー(引き手)などに負荷が掛かり、金具が徐々に変形・劣化していきます。
防水ファスナーの場合は、樹脂や金具のゆがみや損傷が大きくなればなるほど防水機能が低下していくため、違和感がある場合は無理に使用せず早めに交換を行いましょう。
弊社ではコイルファスナーや防水(止水)ファスナーの修理のご依頼が多く寄せられます。
交換の際は、ご依頼品の同色系統のファスナ-に交換可能です。
・ファスナー生地が切れている、もしくは擦れて薄くなってきている
・防水(止水)ファスナーの表面のコーティングが劣化している
・スライダーを開閉しても、ファスナーが開いてしまう
・コイルファスナーの場合は、コイルが一部かけている
各種レザーパーツの交換については
マスターピース(master-piece)の多くの製品には、さまざまなレザーパーツがデザインのアクセントとして使用されています。
そこへ日頃のダメージが少しずつ蓄積していくことで穴開きや擦り切れといったトラブルに。損傷がひどい場合は、現行品に類似したレザーに交換、張替えを行います。
ショルダー部分の補修や交換について
小回りがきくショルダーバッグは、ベルト(ストラップ)と本体をつなぐ構造上、付け根(根皮)部分にとても負荷がかかりやすい製品です。長く使用していると、付け根にある革パーツの縫製がほどけたり、切れたりしてストラップが外れてしまうことや、摩擦などでベルト(ストラップ)生地が損傷することがあります。
付け根(根皮)修理の際は、該当箇所の縫製を解いた後、内側に補強材を張り込んで再度縫製し補修していきます。ショルダーベルトが全体的に損傷している場合は、類似した素材を使って新しく作り直すことが可能です。
・付け根の縫製がほつれている
・本体に付いている根皮が裂けそうになっている
・ショルダーベルトの生地が全体に劣化している、もしくは損傷が著しい
プラパーツ交換については
マスターピース(master-piece)の製品には、機能性を高めるためのさまざまなプラスチックパーツ(プラパーツ)が使われています。オリジナルのパーツには十分な耐久性や柔軟性がありますが、耐久値を超える負荷や衝撃、長年の使用による劣化によって破損してしまうことも。
マスターピース(master-piece)製品本来の機能を維持するために、破損した箇所はすぐの修理がオススメです。弊社では損傷した箇所の色合いに近いプラパーツに交換いたします。
・プラパーツ本体が欠けたり、割れている
・バックルなどの留め具が、締まりにくく抜けてしまう
ナイロンテープ交換については
バッグの生地やパーツ同士をつなぎ合わせているナイロンテープは、新品当初はしっかりと縫製されていますが、経年劣化によって少しずつすり減りっていくと毛羽立ちやほつれなどの問題が起こります。
ナイロンテープ交換の際は、現状のテープの色味や幅、厚み、織目などをチェックした後、同機能のテープにて修理いたします。製品のデザインやイメージを損なわないよう事前にお客様へ使用予定の素材について確認を行いますので、安心してお問い合わせください。
クリーニングや染色(染め直し)ついては
マスターピース(master-piece)の製品は、汚れが付きにくい素材が使われていたり、撥水するコーティングが施されていたりするため、比較的簡単にメンテナンスが行えます。しかし、汚れや水滴を付いたまま放置すると、シミや色スレ、退色などを引き起こすケースがあります。
弊社では、正規店が受け付けていないクリーニングや染色が可能で、ご依頼品の状態に合わせた細やかな補修をご提案いたします。
クリーニング
6600円~14300税込み)
製品の表面や内側全体にシミ汚れや臭いの付着などがある場合は、生地やパーツへのダメージを最小限に抑えたクリーニングを行います。
※ご依頼品のサイズにより金額は異なります。
部分染色
6600円~(税込み)
小物製品は4400円~(税込み)
バッグの四つ角に付いた擦れキズや生地のワンポイントの退色は、部分染色で改善可能です。依頼品の風合いに寄せた染料を作成し、色を馴染ませながら補修していきます。
※ご依頼品のサイズや構造により金額は異なります。
全体染色(染め直し)
22000円~(税込み)
小物製品は8800円~(税込み)
レザーやナイロン、キャンバスなど、製品に使用されている生地に全体的な退色や表面部分の黒ずみなどがある場合は、全体染色(染め直し)を行います。
※事前に染色の色味をご確認いただきます。
コルサ(CORSA)での修理参考価格・納期目安
修理内容 | 参考価格(税込) | 納期目安 |
ファスナー交換 | 8,800円~ | 18日間~ |
スライダー交換 | 3,850円〜 | 14日間~ |
レザーパーツ交換 | 9,900円〜 | 18日間~ |
ショルダー根元部分補修 | 5,500円〜 | 14日間~ |
ショルダーベルト生地作成 | 16,500円〜 | 24日間~ |
プラパーツ交換 | 3,850円〜 | 14日間~ |
ナイロンテープ交換 | 4,400円〜 | 16日間〜 |
クリーニング | 6,600円〜 | 14日間~ |
部分染色/小物製品 | 6,600円〜/4400円〜 | 要見積もり |
全体染色(染め直し)/小物製品 | 22,000円〜/8,800円〜 | 要見積もり |
※詳しい修理内容は上記をご参照ください。
※納期は、ご依頼品の修理内容や資材手配、混雑状況によって変動いたします。
マスターピース(master-piece)メンテナンスについて
*風通しの良い日陰で保管してください。
*軽い汚れは、乾いたウエスや綺麗な消しゴムなどで叩くように落としましょう。
*1〜2ヶ月に一度、素材に合った防水スプレーの塗布がオススメです。 (ただし、ワックス加工製品はNG) 皮革製品に関して*濡れた場合は、すぐに水気を除いて風通しの良い日陰で乾燥させてください。
*皮革や起毛革それぞれの専用クリーナーとブラシを使用してください。
*起毛が減った場合は、目の細かいサンドペーパーで軽くこすり整えましょう。
* 繊維素材に関して手垢などの油性汚れは、中性洗剤を溶かした水と柔らかいブラシで優しく落としてください。
*高温になる場所には置かないでください。