「お気に入りのレザーバッグにカビやシミができてしまって困った」
「トートバッグのハンドルが壊れてしまって持てない」
「財布のファスナーが閉まりません」
このようなお悩みを抱えた方々から、宅配バッグ修理の専門店「コルサ(CORSA)」には毎日のようにご相談が寄せられています。このページでは、ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)のバッグや財布でよく見られるトラブルや、実際に行っている修理内容について、専門スタッフがわかりやすくご紹介します。
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)の特徴
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)は、イタリアのレザークラフトマン、アレッサンドロ・カンデローリ(Alessandro Candelori)氏によって手がけられているブランドです。彼の父・ガブリエル・カンデローリ氏は、アルマーニ(ARMANI)やプラダ(PRADA)などの高級ブランドバッグ製作に携わってきた熟練の職人で、その技術と美意識を継承したアレッサンドロ氏がデザインから仕上げまで一貫して製作しています。
ブランド名にある「ダ・ヴィンチ」は、創造性と探究心を象徴するルネサンスの巨匠/レオナルド・ダ・ヴィンチに由来/し、「ファーロ」はイタリア語で“灯台/”の意。製品を通じて、人々の暮らしに光を灯す存在でありたい/という想いが込められています。
バッグや小物は、シンプルなデザインに、軽さや収納力といった日常使いに欠かせない機能性を融合。ラインナップにはトートバッグやショルダーバッグなどがそろい、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンにフィットします。使用している革は、英国伝統のブライドルレザーをイタリアで仕上げたものや、香木の香りをまとったオリジナルのアロマレザーなどで、使い込むほどに味わいが増し、革の魅力である経年変化も楽しめます。
現在、直営店は京都の旗艦店のみですが、東京・銀座の和光本店や期間限定のポップアップストア、オンラインで購入可能です。
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)の修理について
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)正規店の場合
正規店での修理をご希望の場合は、購入を証明できるものを用意のうえ、購入店舗へお問い合わせください。
正規店では、純正素材やオリジナルパーツを使用した修理に対応してもらえるのが大きな利点です。その一方で、「修理費用が高くなる」「仕上がりまでに時間を要する」「代替部品がない場合は対応不可となる」といったケースも見受けられます。
申し込み前に、以下の内容も確認しておきましょう。 ・販売証明書やレシートがあるか ・直営店、または公式オンラインストア購入品か ・初期不良に関しては、無償もしくは有償にて対応可能かどうか |
コルサ(CORSA)の場合
店舗持ち込みや配送依頼の他、電話、メール、LINEにてお問い合わせとお見積りを承っております。修理は数千件の実績を持つ職人たちが行い、メーカー保証対象外のご相談に対応できる他、オリジナル品に類似したレザーや生地、金具、素材を使用することで費用を抑えた修理が行なえます。また修理後3か月保証制度を採用しておりますので、修理直後にトラブルが起きても安心です。
細かな納期や金額で不安な場合は、ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)とコルサ(CORSA)での相見積もりがオススメです。
まず修理可否を確認してみる
コルサ(CORSA)では、メーカーで断られてしまったトラブルの修理実績があります。
諦めずにご相談ください。
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)の修理ならCORSAにお任せ
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問い合わせはメール・LINE・お電話にて承っております
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)の主なトラブルと修理実績
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)のバッグには、蜜蝋のブルームが特徴のブライドルレザー、美しい光沢のコードバンレザー、そしてアロマ加工を施したレザーが使われています。これらの素材は丈夫でメンテナンスもしやすいのですが、特にブライドルレザーやコードバンレザーは擦り傷が目立ちやすいという側面もあります。
長年愛用できるものだからこそまずは、よく起こりがちなトラブルを知り、正しい使い方と日頃のメンテナンスを心がけることが大切です。レザーの傷だけでなく、糸のほつれ、角の擦れ、ファスナーの不具合などは、使用頻度に関係なく発生しやすいポイントです。早めに不具合に気づき対処することで、大きなダメージを防ぐことができます。万が一破損や劣化が起きてしまった場合は、修理という方法を検討してみてください。
ここからはダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)製品の主なトラブルと、コルサ(CORSA)での修理内容や交換実績をご紹介します。
スライダー・ファスナーの交換について
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)のバッグには、使い勝手を高めるために多数のファスナーが取り付けられています。コレクションによっては、前面ポケットのファスナーを外してウェストポーチとして使える仕様も施されています。
こうしたファスナーやスライダー部分は、使用頻度が高いことから、経年による劣化が起きやすい箇所でもあります。レール(エレメント)の歪み、スライダーの破損、縫製部分の糸のほつれなど、トラブルの内容もさまざまです。
当店では、バッグの状態を一つひとつ丁寧に確認したうえで修理に対応しています。オリジナルの雰囲気をできるだけ損なわないよう、金具やテープも慎重に選定。/違和感のない自然な仕上がり/を心がけています。また、引き手が損傷していない場合には、既存のパーツを活かして取り付けることも可能です。
• ファスナーのテープ部分が擦り切れていたり、生地が裂けている
• 金属ファスナーの場合、レール(エレメント)が欠けている、またはサビが出てきている
• コイルファスナーの場合、一部のレールが浮いたり破損している
• スライダーを動かしても、ファスナーの口が閉じず開いたままになってしまう
ハンドル交換(丸手・平手)修理について
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)では、ビジネスバッグやダレスバッグ、トートバッグ、3WAY仕様の多機能モデルなど、さまざまなタイプに平手や丸手、ブランド独自のハンドルが採用されています。これらのハンドルは、本体と同じレザー素材を使っていることが多く、乾燥や金具との摩擦、長期間の使用による影響で、表面が擦れたり、縫い目がほつれたりすることがあります。
特に丸手ハンドルの場合、内部に仕込まれた芯材が劣化して割れてしまうこともあり、外から見ただけではわからない不具合が進行しているケースも少なくありません。気にせず放置してしまうと、破れが広がったり、バッグ全体のバランスが崩れるリスクもあるため、早めの対応が重要です。
修理を行う際には、ハンドルの長さや幅、取り付け位置を細かく計測し、質感や色味が近い素材を選んで新たに作成します。仕上がりの自然さにも配慮しているため、修理後も違和感なくバッグを使い続けることができます。
• 持ち手のレザーにひび割れや裂けが見られる
• レザーが伸びてきて、持ちにくくなった
• 丸手ハンドルの中にある芯が折れたり、パキッと割れたような感触がある
根革やレザーパーツ交換修理について
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)のバッグに取り付けられている根革や各種レザーパーツは、ショルダーバッグやサコッシュの構造を支える重要なパーツです。使用を重ねるうちに、縫製糸の劣化や荷物の重みによる負担が影響し、亀裂やひび割れ、破れといったトラブルが発生することもあります。
当店では、バッグ本来の雰囲気を損なわないよう、現状のパーツのサイズ・厚み・色味を細かく確認し、できる限り近い質感のレザーを選んで新たに作成。ダ・ヴィンチ・ファーロならではの上質さと存在感を大切にしながら、自然な仕上がりを目指して修理を行っています。
ショルダーベルト交換について
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)では、バックパックや2WAYショルダー、ボディバッグ、ビジネスバッグ、ウォレットなど、多くのモデルにショルダーベルトが採用されています。これらのベルトは、長年使用するうちにストラップの縫い目がほつれたり、レザー部分が裂けたり、裁断面(コバ)が剥がれるといったトラブルが起きることがあります。
当店では、オリジナルのストラップの長さや厚み、革の質感まで細かく確認し、新たにショルダーベルトを製作しています。ご要望に応じて、長さの調整や仕様のカスタマイズにも柔軟に対応。仕上げ方法も「コバ磨き(コバ塗り)」や、革の端を内側に折り込む「ヘリ返し」などから選んでいただけます。
・レザー表面に乾燥やひび割れが見られる
・使い込むうちにレザーが伸びて、長さや形が変わってしまった
・ストラップ全体に歪みが出て、持ちにくさや違和感を感じる
バインダー交換・玉縁パイピング交換修理については
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)のバッグに施されている玉縁(パイピング)や口元バインダーは、デザインの一部でありながら、/バッグの耐久性を支える大切な役割/を担っています。しかし、外側に位置するため、摩擦や衝撃で擦り切れたり、傷が目立ちやすくなる部分でもあります。
修理では、元の雰囲気をできる限り保つことを大切にしながら、現物に近いレザーを選び、自然な見た目を意識して交換作業を進めます。玉縁の傷み具合に応じて、レザーを巻き直す部分補修か、芯材ごと新しく作り直す一式交換かを検討。見た目だけでなく、手に触れたときの質感も大切に、仕上げていきます。
・レザー部分にひび割れや裂けが見られる
・レザーが硬くなり、しなやかさが失われている
・中に入っている芯材が露出してきている
玉縁パイピング部分補修
7700円~(税込み)
玉縁パイピング交換については
該当箇所の縫製を解き似寄りの色のレザーにて巻き直していきます。
※玉縁パイピング交換については汎用のレザーにて巻き直しとなりますので、修理後はレザーの色ブレの可能性があります。
パイピング交換一式
18700円~(税込み)
パイピング交換一式については
該当箇所の縫製を解き似寄りの色のレザーにて巻きなおしていきます。
※その際に汎用の芯材や糸にて作り直しますので、若干の厚みのブレや糸目の色ブレが起こる可能性がございますことを予めご了承ください。
内装交換や破れ補修について
バッグを使い続ける中で、雨に濡れたり、砂埃が入り込んだり、荷物の出し入れを繰り返すうちに、内装が破れたり汚れたりすることがあります。特にライニングレザー(裏地の革)は摩擦や色移りの影響を受けやすいにも関わらず、ダメージに気づきにくい部分でもあります。
修理の際は、劣化の程度を丁寧に確認しながら、元の質感や色合いにできるだけ近い素材を選定。全面張り替えはもちろん、傷んだ箇所だけを補修する部分交換にも対応しています。バッグの状態に合わせて、できるだけ自然な仕上がりを目指した最適な修理方法をご提案します。
ほつれ再縫製について
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)のバッグに施されている縫製は、レザーの色味に合わせて選ばれた鮮やかな糸が特徴です。この縫糸もまた、素材や太さ、使用環境の影響を受けながら、少しずつ摩耗や劣化が進みます。特に、バッグの底やハンドルの付け根、折り曲げ部分といった力が集中する箇所では、擦れや引っ張りによって糸が細くなったり、ほつれが生じることがあります。
小さなほつれでも放置してしまうと、そこから生地が裂け、バッグ全体の形に影響を与えるリスクも。こうしたトラブルを防ぐためには、早い段階での再縫製が重要です。
修理では、もとのステッチに違和感なく馴染む色の糸を選び、/傷んだ部分だけでなく周囲も含めた広範囲の縫い直し/を行います。仕上がりにも配慮し、バッグ本来の雰囲気を保ちながら丁寧に補強します。
・ステッチの一部が浮いている、または糸が見えている
・負荷のかかる箇所で、糸が細くなり切れかけている
クリーニングや染色(染め直し)、バニッシュ再塗装について
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)のレザーは、使うほどに風合いを深め、手入れもしやすい上質な素材が魅力です。しかし、どれほど上質なレザーであっても、日々の使用を重ねるなかで、目に見えないホコリや皮脂汚れが少しずつ蓄積していきます。さらに、保管環境やケア方法によっては、シミや色ムラ、銀面の浮き、退色といったトラブルが起こることもあります。
当店では、正規店では対応していないクリーニングや染色補修にも対応/し、バッグの状態に合わせて/部分補修から全体染め直しまで幅広いご提案が可能です。
また、ハンドルやコバ(裁断面)に施されたバニッシュ(コーティング)は、長年の使用で剥がれやベタつきが生じることがあります。その際は、古い塗膜を丁寧に除去したうえで、下地処理、染色、仕上げ剤の塗布という三段階の工程を経て、断面の美しさと手触りを蘇らせます。
部分染色
11000円~(税込み)
該当箇所周辺のキメを整えてから、染料を似寄りの色に調合し、染色作業を行います。
※著しいスレやキズを染色する場合、色の濃淡が多少出てしまうことを予めご了承ください。
全体染色
25300円~(税込み)
表面のレザーに付いた汚れなどを取り除いた後、オリジナルの色味に合わせた染料で染色を行います。
※著しいスレやキズを染色した場合、色の濃淡が多少出てしまうことを予めご了承ください。
バニッシュ再塗装
5500円~(税込み)
コバ断面の溶剤に剥がれやベタツキがある場合は、バニッシュ再塗装が可能です。
※バニッシュ再塗装の料金は、製品の仕様や長さなどにより異なります。
小物製品の修理について
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)の財布も、/バッグと同様の素材が使用されており、長期間の使用によって徐々にダメージが現れる/ことがあります。特に、ファスナーの不調、ステッチの擦れやほつれ、そしてホックの摩耗などがよく見られる問題です。
ファスナー交換では、オリジナルのデザインを保ちながら、風合いの近い素材を厳選し、引き手の状態が問題なければそのまま新しいファスナーに移植します。ステッチ補修においては、元の糸色に合わせて、損傷箇所を広範囲にわたって再縫製し、目立たずにしっかりと補強します。
ホック交換では、オリジナルに忠実な同系色の無地のホックを選び、オスメス一式を交換。これにより、細部まで美しさと機能性が両立します。
また、財布のマチ修理では、開閉部のサイドを解体し、似た色のレザーで再縫製を行います。内装交換の際には、一度分解して内装を正確に採寸し、新しい生地で再構築します。これにより、財布の機能性と美しさを長く保つことができます。
コルサ(CORSA)での修理参考価格・納期目安
修理内容 | 参考価格(税込) | 納期目安 |
スライダー交換 | 4950円~ | 14営業日〜 |
ファスナー交換 | 11000円~ | 18営業日〜 |
ハンドル交換(平手)/(丸手) | 13200円~/17600円~ | 24営業日〜 |
根革交換 | 7700円~ | 18営業日〜 |
レザーパーツ交換 | 7700円~ | 18営業日〜 |
ショルダーベルト交換 | 18700円~ | 24営業日〜 |
口元バインダー交換 | 11000円~ | 20営業日〜 |
玉縁部分補修 | 7700円〜 | 19営業日〜 |
玉縁パイピング巻き直し | 18700円〜 | 22営業日〜 |
金具交換 | 3500円〜 | ※要確認 |
内装(内袋)破れ補修 | 7700円~ | 18営業日〜 |
内装(内袋)交換 | 18700円~ | 24営業日〜 |
ほつれ再縫製 | 2200円〜 | 14営業日〜 |
クリーニング | 5500円~ | 18営業日〜 |
部分染色/小物製品 | 7700円~/4400円〜 | ※要確認 |
全体染色(染め直し)/小物製品 | 13200円~/8800円〜 | ※要確認 |
バニッシュ再塗装 | 5500円〜 | 18営業日〜 |
(小物)リステッチ 1箇所 | 2200円〜 | 7営業日〜 |
(小物)マチ交換 | 11000円〜 | ※要確認 |
(小物)ホック一式交換 | 3850円〜 | 14営業日〜 |
(小物)ファスナー交換 | 9900円〜 | 18営業日〜 |
(小物)スライダー交換 | 4400円〜 | 10営業日〜 |
(小物)内装交換 | 15400円〜 | ※要確認 |
※詳しい修理内容は上記をご参照ください。
※納期はご依頼品の修理内容や資材手配、混雑状況によって変動いたします。
ダ・ヴィンチ・ファーロ(Da Vinci FARO)のメンテナンス方法について
・銀面(革の表面)の浮きを防ぐため、濡れた時はすぐに清潔な布でやさしく拭き取りましょう。 ・使用前に、革専用の防水スプレーを軽くひと吹きすると、シミや汚れの予防になります。 ・保管の際は、直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所に置いてください。 ・乾燥が気になるときは、レザー専用のクリームでしっかり保湿しましょう。 ・長期間しまう場合は、自然乾燥させた後、詰め物を入れて布袋に。乾燥剤を使う際は革に対応したものを選んでください。 ・財布などの小物は、型崩れ防止のためポケットではなくバッグに入れて持ち運ぶのがおすすめです。 |