「クロムハーツのバッグのショルダーストラップが切れてしまった…」
「レザー財布のステッチがほつれてきた」
「ファスナーを交換する時に、ダガー・ボールチェーンの引手も移植したい」
そんな悩みを抱えるお客様から、宅配鞄修理専門店コルサ(CORSA)には日々多くのご相談が寄せられています。このページでは、クロムハーツ(Chrome Hearts)のバッグ・財布に多いトラブル事例や修理の内容について、修理のプロが詳しく解説していきます。
クロムハーツ(Chrome Hearts)の特徴の特徴
1988年、アメリカ・ロサンゼルスのガレージで誕生したクロムハーツ(Chrome Hearts)は、バイクカルチャーとロックの精神を融合させたラグジュアリーブランドです。創業者リチャード・スターク、皮革職人ジョン・ボウマン、ジュエリー職人レナード・カムホートらが、バイカーならではの独自の美学を注ぎ込み、ウェアやリング、メガネなどをデザインしています。特にレザーへのこだわりは徹底しており、選び抜かれた堅牢な素材のみを使用。レザー製品もシルバーアクセサリーも、使い込むほどに味わいを増す経年変化こそ、クロムハーツ(Chrome Hearts)ならではの魅力です。
クロムハーツ(Chrome Hearts)は、モトリー・クルー(Mötley Crüe)やガンズ・アンド・ローゼズ(GUNS N’ ROSES)など海外の大物ロックスターの愛用品としても知られ、日本では木村拓哉さん、草彅剛さん、氷室京介さん、亀梨和也さんらが身につけています。近年ではミキモト(MIKIMOTO)やガレス・ピュー(Gareth Pugh)とのコラボも話題となり、最新モデルは登場するたびに注目を集めています。
なかでも、バッグや財布(ウォレット)は高い人気を誇り、「スナットパック」「ジムバッグ」「ベイビーファットクロス バッグ」「JJ DEANバッグ」などは、/中古市場でもプレミアがつく/製品です。ヴィンテージアイテムであっても、しっかりと作り込まれているからこそ、長く使い続けることができます。ただし、より長く愛用するためには、定期的な手入れや修理が欠かせません。
クロムハーツ特有の特殊な素材や凝ったデザインゆえに、修理を諦めて手放してしまう方もいらっしゃいますが、その前にぜひ一度ご相談ください。
修理依頼があったクロムハーツ(Chrome Hearts)製品
これまでコルサ(CORSA)では、クロムハーツ(Chrome Hearts)のさまざまなバッグの修理を承ってきました。
FSトートバッグセメタリークロスパッチ/ジムバッグ/JJディーン 2wayトートバッグ /3セメタリークロスパッチ/レックウォレット/BSフレア装飾ラウンドジップなど |
FSトートバッグセメタリークロスパッチ/ジムバッグ/JJディーン 2wayトートバッグ /3セメタリークロスパッチ/レックウォレット/BSフレア装飾ラウンドジップ
クロムハーツ(Chrome Hearts)の修理について
クロムハーツ(Chrome Hearts)正規店の場合
正規店での修理をご希望の場合は、購入を証明できるものを用意のうえ、日本国内の正規販売代理店(クロムハーツ直営店やユナイテッドアローズなど)へお問い合わせください。
正規店ではオリジナルパーツや純正の素材を使って対応してもらえる点が大きなメリットです。一方で「修理代が高額になる」「納期に時間がかかる」「代替品がない場合は断られる」といったケースも少なくありません。
申し込み前に、以下の内容も確認しておきましょう。・販売証明書やレシートがあるか・直営店、または公式オンラインストア購入品か・初期不良に関しては、無償もしくは有償にて対応可能かどうか |
コルサ(CORSA)の場合
店舗持ち込みや配送依頼の他、電話、メール、LINEにてお問い合わせとお見積りを承っております。修理は数千件の実績を持つ職人たちが行い、メーカー保証対象外のご相談に対応できる他、オリジナル品に類似したレザーや生地、金具、素材を使用することで費用を抑えた修理が行なえます。また修理後3か月保証制度を採用しておりますので、修理直後にトラブルが起きても安心です。
細かな納期や金額で不安な場合は、クロムハーツ(Chrome Hearts)とコルサ(CORSA)での相見積もりがオススメです。
まず修理可否を確認してみる
コルサ(CORSA)では、メーカーで断られてしまったトラブルの修理実績があります。
諦めずにご相談ください。
クロムハーツ(Chrome Hearts)の修理ならCORSAにお任せ
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CORSAは安心の修理後3か月保証
問い合わせはメール・LINE・お電話にて承っております
クロムハーツ(Chrome Hearts)の主なトラブルと修理実績
クロムハーツ(Chrome Hearts)のバッグには、厚みのある上質なレザーが惜しみなく使用されています。あえて表面を荒く仕上げたデストロイレザーや、エナメル加工によって光沢をもたせたパテントレザーといった独自の質感をもつレザーは、まさにクロムハーツならではの個性と言えるでしょう。
加工のない一般的なレザーであれば比較的修理がしやすいのですが、特殊な加工が施されたものになると修理の難易度が一気に高まることもあります。だからこそまずは、よく起こりがちなトラブルを知り、正しい使い方と日頃のメンテナンスを心がけることが大切です。そして、万が一破損や劣化が起きてしまった場合は、修理という方法を検討してみてください。
ここからはクロムハーツ(Chrome Hearts)製品の主なトラブルと、コルサ(CORSA)での修理内容や交換実績をご紹介します。
スライダー・ファスナーの交換について
クロムハーツ(Chrome Hearts)のアイテムには、ライダース由来の/無骨でロックなデザイン/が随所に息づいています。なかでも「JJ DEAN(JJディーン)」のように、ファスナー自体がデザインのアクセントになっているモデルはインパクト抜群です。
そんなクロムハーツ(Chrome Hearts)のファスナーやスライダーは、日々手に触れる頻度が高いため、経年劣化が起こりやすいパーツのひとつ。レール(エレメント)の歪みや、スライダーの破損、縫い糸のほつれなど、症状もさまざまです。
当店では、一点一点の状態を丁寧に見極めながら修理に対応しています。オリジナルの雰囲気に近い金具やテープを厳選し、違和感のない自然な仕上がりを追求。さらに、アイコニックなダガーの引き手やボールチェーンが無事であれば、そのまま移植することも可能です。
クロムハーツ(Chrome Hearts)のように厚みのあるレザーを使用した製品では、/丈夫であるがゆえに、表面に細かなひび(クラック)が入るケースも/少なくありません。その場合でも、革への負担を最小限に抑えるよう、慎重に縫製を解き、再縫製いたします。
• ファスナーのテープ部分が擦り切れていたり、生地が裂けている
• 金属ファスナーの場合、レール(エレメント)が欠けている、またはサビが出てきている
• コイルファスナーの場合、一部のレールが浮いたり破損している
• スライダーを動かしても、ファスナーの口が閉じず開いたままになってしまう
ハンドル交換(丸手・平手)修理について
クロムハーツ(Chrome Hearts)のバッグは、ジムバッグやトート、ボストンバッグなどに、肩にかけやすい平手や丸手のハンドルが多く使われています。いずれもレザーを使っているため、乾燥や金具との摩擦、長年の使用によって、表面が擦り切れたり縫製がほつれたりすることがあります。
特に丸手ハンドルの場合、内部の芯材が経年劣化で割れてしまうこともあり、見た目にはわかりにくい不調が起きているケースも。「少しの傷だから」と放置してしまうと、破れが広がったり、バッグ自体がゆがんでしまう原因になることになります。気づいた時にすぐメンテナンスすることが、長く使うためのポイントです。
修理時には、ハンドルの長さ・幅・取り付け位置などを正確に採寸し、色味や質感の近い素材を用いて、新しいハンドルを丁寧に作成。見た目に違和感が出ないよう仕上げますので、バッグの雰囲気を損なうことなく、安心してお使いいただけます。
• 持ち手のレザーにひび割れや裂けが見られる
• レザーが伸びてきて、持ちにくくなった
• 丸手ハンドルの中にある芯が折れたり、パキッと割れたような感触がある
根革やレザーパーツ交換修理について
クロムハーツ(Chrome Hearts)のバッグに使われている根革やレザーパーツは、シルバー金具と並び、ブランドの世界観を象徴する重要な部分です。しかし、長年の使用や縫製糸の経年劣化、さらに荷物の重さによる負荷などによって、亀裂やひび割れ、破れが生じることがあります。
当店では、オリジナルの雰囲気を損なわないよう、現状のパーツの形状・厚み・色味を丁寧に測定。質感の近いレザーを使用して新たなパーツを作成し、クロムハーツらしい重厚感とタフさを再現いたします。
ショルダーベルト交換について
クロムハーツ(Chrome Hearts)のショルダーバッグは、重厚なレザーとシルバーの装飾が調和したデザインで、世代やスタイルを問わず人気を集めています。こうしたショルダーバッグでは、長年の使用によりストラップの縫い目がほつれたり、レザー部分が裂けてしまったり、裁断面(コバ)が剥がれてしまうといったトラブルが見られることがあります。
修理ではストラップの長さや厚み、使用されているレザーの質感まで丁寧に確認しながら、/新たなショルダーベルトを一から製作。ご希望に応じて長さの調整や仕様変更/にも柔軟に対応いたします。また、裁断面を美しく整える「コバ磨き(コバ塗り)」や、革の端を内側に折り込む「ヘリ返し」などの仕上げ方法もお選びいただけます。
・レザー表面に乾燥やひび割れが見られる
・使い込むうちにレザーが伸びて、長さや形が変わってしまった
・ストラップ全体に歪みが出て、持ちにくさや違和感を感じる
バインダー交換・玉縁パイピング交換修理については
クロムハーツ(Chrome Hearts)のバッグに使われている玉縁(パイピング)や口元バインダーは、素材同士を美しく繋ぎながら、バッグ全体の耐久性を支える重要なディテールです。そして外縁に位置するため、どうしても擦れやすく、傷や汚れが蓄積しやすい箇所です。
口元バインダーの修理には、現状の質感や色味に近いレザーを使用し、自然な仕上がり/を意識して交換を行います。玉縁(パイピング)の修理では、損傷の程度に応じて、部分的にレザーを巻き直す「部分補修」または/芯材から作り直す「一式交換」をご提案。バッグの存在感や使い心地を損なうことなく、しっかりと補修いたします。
・レザー部分にひび割れや裂けが見られる
・レザーが硬くなり、しなやかさが失われている
・中に入っている芯材が露出してきている
玉縁パイピング部分補修
8800円~(税込み)
玉縁パイピング交換については
該当箇所の縫製を解き似寄りの色のレザーにて巻き直していきます。
※玉縁パイピング交換については汎用のレザーにて巻き直しとなりますので、修理後はレザーの色ブレの可能性があります。
パイピング交換一式
22000円~(税込み)
パイピング交換一式については
該当箇所の縫製を解き似寄りの色のレザーにて巻きなおしていきます。
※その際に汎用の芯材や糸にて作り直しますので、若干の厚みのブレや糸目の色ブレが起こる可能性がございますことを予めご了承ください。
内装交換や破れ補修について
クロムハーツ(Chrome Hearts)のバッグを長く愛用していると、雨や砂埃、荷物の出し入れなどによって、気づかないうちに内装に破れや汚れが生じることがあります。特にライニングレザー(裏革)は、摩耗や色移りなどのトラブルが起こりやすく、見えにくい部分ならではの注意が必要です。
当店では、破れや劣化の程度に応じて、元の風合いや色味に近い生地をご提案し、交換・補修を行います。全体交換のほか、部分補修にも対応しており、/ダメージの範囲や素材の状態を見極めたうえで、最適な修理方法をご案内/いたします。
ほつれ再縫製について
クロムハーツ(Chrome Hearts)の厚手のレザーを縫い上げる糸は、重厚な素材にふさわしく頑丈です。それでも、素材の特性や太さ、そして保管・使用環境によって、徐々に劣化していくことは避けられません。とくに/バッグの底面やハンドルの付け根、生地の折り目/といった力のかかる箇所は、擦れや引っ張りによって糸が細くなったり、ほつれてしまうことがあります。
小さな糸のほつれでも放置してしまうと、そこから徐々に裂け目が広がり、最終的にはバッグのフォルムを損なってしまうことも。だからこそ、早めの再縫製でのメンテナンスが大切です。
修理では、既存のステッチに馴染む糸を厳選し、ほつれ部分だけでなく周囲を含めて広範囲に再縫製。クロムハーツの力強いデザインを崩さず、しっかりと補強を行います。
・ステッチの一部が浮いている、または糸が見えている
・負荷のかかる箇所で、糸が細くなり切れかけている
クリーニングや染色(染め直し)、バニッシュ再塗装について
クロムハーツ(Chrome Hearts)のレザーは手入れしやすく、使い込むほどに風合いが増す素材ですが、日常の使用で目に見えないホコリや皮脂汚れが蓄積していきます。さらに、誤った保管やメンテナンスによって/シミや色スレ、銀浮き、退色などのトラブル/が起きてしまうこともあります。
当店では、正規店では受け付けていないクリーニングや染色に対応/しており、状態に応じて/部分補修から全体の染め直しまで提案可能です。
ハンドルやコバの断面には、溶剤によるバニッシュ処理(断面コーティング)が施されていますが、摩耗や経年劣化でトップコートが剥がれ、ベタつきや退色が発生する場合があります。その際は、古い塗膜を一度すべて除去し、下地処理 → 染色 → 仕上げ溶剤塗布の3工程によるバニッシュ再塗装を実施。断面の美しさと手触りをしっかり蘇らせます。
部分染色
11000円~(税込み)
該当箇所周辺のキメを整えてから、染料を似寄りの色に調合し、染色作業を行います。
※著しいスレやキズを染色する場合、色の濃淡が多少出てしまうことを予めご了承ください。
全体染色
25300円~(税込み)
表面のレザーに付いた汚れなどを取り除いた後、オリジナルの色味に合わせた染料で染色を行います。
※著しいスレやキズを染色した場合、色の濃淡が多少出てしまうことを予めご了承ください。
バニッシュ再塗装
5500円~(税込み)
コバ断面の溶剤に剥がれやベタツキがある場合は、バニッシュ再塗装が可能です。
※バニッシュ再塗装の料金は、製品の仕様や長さなどにより異なります。
小物製品の修理について
クロムハーツ(Chrome Hearts)の財布、コインパース、キーリング、ベルトなどの小物は、長年の使用によって徐々にダメージが現れることがあります。特にファスナーの不調、ステッチ(縫製糸)の擦れやほつれ、切れといった問題が多く見受けられます。
ファスナー交換では、オリジナルの雰囲気を保ちながら、風合いの近い素材を厳選。ダガーの引き手やボールチェーンが健全な状態であれば、丁寧に取り外し、新しいファスナーに移植いたします。ステッチ補修(リステッチ)は、既存の糸色に近い糸を選び、損傷箇所を広範囲に再縫製。目立たず、しっかりと補強いたします。
ホック交換においても、オリジナルの美しさを損なわないよう、同系色・無地のホックパーツを選び、オスメス一式を交換。細部の美しさと機能性を両立させます。
マチ修理では、長財布やミニウォレットの開閉部サイドを/解体し、色味が似ているレザーを使用して再縫製/。内装交換の場合は、一度分解して/内装パーツを採寸し、新たに生地を作成/して組み立てなおします。
実際の修理カルテも合わせてご覧ください。
コルサ(CORSA)での修理参考価格・納期目安
修理内容 | 参考価格(税込) | 納期目安 |
スライダー交換 | 5500円~ | 14営業日〜 |
ファスナー交換 | 12100円~ | 18営業日〜 |
ハンドル交換(平手)/(丸手) | 16500円~/18700円~ | 24営業日〜 |
根革交換 | 11000円~ | 18営業日〜 |
レザーパーツ交換 | 11000円~ | 18営業日〜 |
ショルダーベルト交換 | 22000円~ | 24営業日〜 |
口元バインダー交換 | 13200円~ | 20営業日〜 |
玉縁部分補修 | 8800円~ | 19営業日〜 |
玉縁パイピング巻き直し | 22000円~ | 22営業日〜 |
内装(内袋)破れ補修 | 8800円~ | 24営業日〜 |
内装(内袋)交換 | 15400円~ | 18営業日〜 |
ほつれ再縫製 | 2200円〜 | 14営業日〜 |
クリーニング | 5500円~ | 18営業日〜 |
部分染色/小物製品 | 6600円~/4400円〜 | ※要確認 |
全体染色(染め直し)/小物製品 | 29700円~/16500円〜 | ※要確認 |
バニッシュ再塗装 | 5500円〜 | 18営業日〜 |
(小物)リステッチ 1箇所 | 3300円〜 | 7営業日〜 |
(小物)マチ交換 | 11000円〜 | ※要確認 |
(小物)ホック一式交換 | 4400円〜 | 14営業日〜 |
(小物)ファスナー交換 | 11000円〜 | 18営業日〜 |
(小物)スライダー交換 | 5500円〜 | 10営業日〜 |
(小物)内装交換 | 15400円〜 | ※要確認 |
※詳しい修理内容は上記をご参照ください。
※納期はご依頼品の修理内容や資材手配、混雑状況によって変動いたします。
クロムハーツ(Chrome Hearts)のメンテナンス方法について
• 使用前に革専用の防水スプレーを軽く吹きかけ、シミや汚れを予防しましょう。 • 保管は直射日光を避け、風通しの良い冷暗所で。 • 濡れた場合はすぐに柔らかい布で優しく拭き取りましょう。 • 乾燥が気になる時は、レザー専用クリームで保湿を。• 長期保管時は、自然乾燥→あんこを詰めて布袋へ。乾燥剤は革対応のものを。 • 財布などの小物は型崩れ防止のため、ポケットではなくバッグに入れてください。 |