「クローゼットにしまっていたら、バッグの表面や内側にカビが生えていた」

「長期間保管していたら、内側の合成皮革がボロボロ、内袋にベタツキが…」

「愛用品のレザーが退色して困っている」

宅配鞄修理専門店コルサ(CORSA)には、グッチ(GUCCI)のこのようなお問い合わせをいただきます。

このページでは、大切なお品を長くご使用いただくための修理やメンテナンス方法について解説します。

グッチ(GUCCI)の特徴

グッチ(GUCCI)は、1921年にイタリア人のグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)が設立したラグジュアリーブランドです。アパレルをはじめ装飾品、バッグ、小物製品など、イタリアの職人たちから生み出される製品は、常に最上級の品質。洗練されたデザインは国や世代を超えて愛され続けています。

修理依頼の多いグッチ(GUCCI)シリーズ

コルサ(CORSA)では、これまでさまざまなシリーズの修理を承っております。

・グッチプラス・ジャッキー・ニュージャッキー・スーキー・ソーホー・マーモント・バンブー・プリンシー・フローラ・ホースビット・マイクロGG・GGサイケデリック・グッチニース・クーリエ・シルヴィ・オールドグッチ・オフィディア・ラジャ・ブリー・ディズニー・ミスGG・GGリボン

グッチ(GUCCI)修理について

グッチ(GUCCI)正規店・アウトレットの場合

全国のグッチ(GUCCI)ショップやアウトレットに品を持ち込んで修理依頼をするか、公式オンライン上で相談した後、製品を郵送し修理依頼を行います。「グッチ(GUCCI)プロダクトケア」ではイタリアの純正部品でのパーツ交換をはじめ、現品の風合いや手触り、色味に合わせた丁寧な修理・リペアが行われます。

注意点としては、「修理が高額になる」「納期がかかる」「購入保証書などがないと断られる場合がある」ことです。依頼する際は、購入証明書や購入レシートを持参しているか、直営店や公式オンライン、アウトレットにて購入した製品かどうかを事前に確認しておきましょう。

グッチ(GUCCI)オリジナルパーツや素材での修理をご希望の場合は、グッチ(GUCCI)の公式HPをご参照下さい。

コルサ(CORSA)の場合

店舗持ち込みや配送依頼の他、電話、メール、LINEにて迅速なお問い合わせ・お見積りが可能です。修理は数千件の実績を持つ職人たちが行っており、メーカー保証対象外のご相談に対応できる他、オリジナル品に類似したレザーや金具、素材を使用することで費用を抑えつつ修理することが可能です。

これまで行ってきた修理例

 *現状復帰が難しいヴィンテージもの

 *並行輸入品で真贋で対応不可になったもの

 *他社様で修理が出来なかったもの

 *過去の修理で状態が悪化したものの修繕

 *メーカーでは行わない表面のレザーパーツ全交換

細かな納期や金額で不安な場合は、グッチ(GUCCI)とコルサ(CORSA)での相見積もりがオススメです。

コルサ(CORSA)では、メーカーで断られてしまったトラブルの修理実績があります。

諦めずにご相談ください。

まずは修理可否を聞いてみる

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問い合わせはメール・LINE・お電話にて承っております

グッチ(GUCCI)の主なトラブルと修理実績

グッチ(GUCCI)製品は丈夫なことで有名ですが、長年の使用にはトラブルがつきものです。

ここからはグッチ(GUCCI)製品の主なトラブルと、コルサ(CORSA)での修理・交換実績をご紹介します。

ファスナーやスライダー交換修理については

ファスナーは、生地に縫い付けるためのテープ、かみ合わせを行うエレメント(務歯)、それを開閉するスライダー(引き手)で構成されています。経年変化によって金具やレールが損傷することで開閉しづらくなることや、テープの生地が切れてしまうなどのトラブルが起こります。

スライダー(引き手)を交換する場合は、パーツを一度分解した後、代用となる同色系統のスライダー(引き手)を移植していきます。色や形が豊富なYKKの製品から選定するため、オリジナルのイメージを損ないません。

ファスナーを交換する場合は、本体の生地を痛めないように縫製糸をほどき、現状の色味に近いパーツを使用して再度縫い付けます。交換パーツは現状のファスナーに近い柔軟性に優れた金属や樹脂製品のファスナーにて交換を行います。

スライダー交換

4400円~(税込み)

該当箇所の縫製を解き
同色系統のYKKのスライダーに交換となります。

ファスナー交換

9900円~(税込み)

該当箇所の縫製を解き
同色系統の金属・樹脂製品のファスナーに一箇所交換となります。

ハンドル(平手・丸手)交換については

日頃から摩擦や力が加わりやすいハンドル周り。グッチ(GUCCI)バッグのハンドルの多くはレザー製のため、長年使っているとハンドル表面にひび割れや亀裂が出来てしまうことがあります。またレザーが伸びたり、切れてしまったりするトラブルも。

持ち手の平手タイプと丸手タイプのいずれも、交換前のハンドルと同色系統のレザーを選び、幅や厚み、長さと同じハンドルを丁寧に作成いたします。
さらに丸手の場合は、内側にある芯材の厚みも測り、似た材質の素材を使うことで、よりオリジナルの質感に近づけることが可能です。

ハンドル交換(平手)

13200円~(税込み)

交換前のハンドルの幅や厚み、長さなどを測定し、オリジナルに近い状態のレザーハンドルを作成・交換を行います。

ハンドル交換(丸手)

15400円~(税込み)

内側の芯材の厚みを測定し、類似した芯材を選定して使用。表面は同色系統のレザーで作成し、交換を行います。

根革交換(レザーパーツ)については

使用年数が経ってくると経年劣化により、ショルダーの根革(付け根)は弱ってきてしまいに表面に亀裂やひび割れなど損傷してしまいます。

根革交換の際には該当箇所の縫製を解き、同系色の色味のレザーにて交換となります。

グッチの根革は特殊な形をしたものも多いですが、似た様な色味のレザーにて交換を行いますので修理後も見た目遜色なく交換可能です。

根革交換

6600円~(税込み)

ショルダーベルト接合部分についている箇所の根革については負担が掛かり裂けてしまうトラブルがありますが、同じ幅に裁断し作成が可能です。

レザーパーツ交換

6600円~(税込み)

レザーパーツ交換については特殊な肉盛りのパーツなども再現を行い作成していきます。

ショルダーベルト交換修理については

細いショルダーベルトは、強い力が加わることでレザーが切れてしまったり、裁断面のコバが剥がれてしまったりすることがあります。また金具がサビてしまうことも少なくありません。

ショルダーベルト交換

18700円~(税込み)

交換前のレザーの長さ、幅、厚みを測定し、オリジナルの色味に近いレザーを使って左右一式の修理を行っていきます。

口元バインダー交換・玉縁パイピング修理については

口元バインダーや玉縁パイピングと言われる部分には、レザーが使われています。ここはデザインのアクセントになっているだけでなく、バッグを補強する役割も担っている箇所です。日頃からレザー表面の乾燥や擦れによってダメージを受けやすく、ひび割れや千切れなどの損傷を起こすことが多いです。

口元バインダー交換や玉縁パイピング交換のタイミング

*バッグの縁や角の部分の芯材(プラスチック部分)が見えている
*バッグの縁や角のレザーに穴が空いている
*口元のレザーが変色してきている
*レザーの縫製糸がほつれてきている
 
損傷具合にもよりますが、破れた部分のみの補修なども可能です。
できるだけ早めの交換をオススメしています。

口元バインダー交換

11000円~(税込み)

トートバッグなどの口元やショルダーバッグなどの縁に使われているバインダーを交換します。交換前の同色系統のレザーを使用します。

玉縁部分補修

7700円~(税込み)

玉縁の四つ角部分の穴あきや、芯材が飛び出している部分は、損傷箇所より大きいサイズのレザーを張り込んで補修を行います。

玉縁パイピング巻き直し

18700円~(税込み)

玉縁の損傷が全体的にある場合は、交換前の素材に類似したレザーと芯材を使用し、巻き直しを行います。

グッチ(GUCCI)金具交換修理

グッチ(GUCCI)バッグでは、ナスカン金具(茄子の形に似たフック)とDカン金具(英数字「D」の形に似た金具)が主に使用されています。金具は経年劣化や金属疲労によって損傷し、不具合を起こしてしまいます。

修理・交換のタイミング目安

*金具部分が瘦せてしまっている
*ナスカン金具のレバー部分を開閉できず、Dカン部分に繋がらない
 
修理する際は、現状の金具と同様の色味や幅のパーツに交換しますので、強度面もご安心ください。

金具交換

4400円~(税込み)

各種金具の交換は、現状の内径や色味、強度に類似した金具パーツに交換します。

グッチ(GUCCI)クリーニング、部分染色(染め直し)、バニッシュ再塗装

愛用しているグッチ(GUCCI)製品は、できることなら綺麗な状態を維持したいもの。しかし、思わぬアクシデントで小さな傷や汚れを付けてしまったり、うっかりシミにしてしまったり、いつの間にか色スレや退色を起こしてしまったりするケースがあります。

その様な場合には、クリーニングや染色、染め直しを行い、バッグをリフレッシュすることをオススメしております。

バッグのハンドルや小物製品のコバ断面には、溶剤を使ったバニッシュ処理を施しますが、まれに何らかの原因でトップコートが剥がれ、ベタツキが出たり、色合いが変わってしまうことがあります。

万一発生した場合は、断面の溶剤を全て取り除いた後、下地作り・染色・仕上げの工程を経て再度バニッシュ塗装を行います。

クリーニング

6600円~(税込み)

小さな傷やシミ汚れなどは、クリーニングにて清潔な状態に戻すことが可能です。
 
※クリーニング料金は、製品の大きさにより異なります。


部分染色

8800円~(税込み)
小物製品は6600円~(税込み)

四つ角のスレや傷、ワンポイントの退色は、部分染色が可能です。現状の症状に合わせた色味を作成し、部分的染色を行います。
 
※染色料金は、製品の大きさや構造により異なります。

全体染色(染め直し)

22000円~(税込み)
小物製品は8800円~(税込み)

全体的な退色、表面部分の黒ずみなどがある場合は、全体の染め直しがオススメです。
 
作業前に使用する染料の色味を入念に確認するため、イメージを損なうことはありませんので、安心してご利用ください。

バニッシュ再塗装

5500円~(税込み)

コバ断面の溶剤に剥がれやベタツキがある場合は、バニッシュ再塗装が可能です。 
 
※バニッシュ再塗装の料金は、製品の仕様や長さなどにより異なります。

グッチ(GUCCI)内装破れ補修、交換


グッチ(GUCCI)バッグの内装(内袋)は、屈強な縫製と張り込んだ芯材によって頑丈に作られていますが、長年使用していると生地やレザーの破れや汚れといったトラブルが起こりやすくなります。

破れ補修では、破れたマチ一面のみの対応や一区画をレザーや別生地に交換するといったことが可能です。

内装の生地を交換する場合は、縫製を解いた後、現状の寸法通りに作成した生地を再度縫い付けていきます。ベタツキなどの心配は一切ありませんので、修理後すぐに安心してご使用いただけます。

内装破れ補修

6600円~(税込み)

内装の一部分が損傷してしまった場合は、破れ補修が行えます。補修する際、レザーや別生地に交換することも可能です。

内装(内袋)交換

18700円~(税込み)

生地全体の劣化や汚れが著しい場合は、交換を行います。張替えする生地は、同系色の他に別色を選ぶことも可能です。

コルサ(CORSA)での修理参考価格・納期目安

修理内容参考価格(税込)納期目安
スライダー交換4,400円~14日間~
ファスナー交換9,900円~18日間~
ハンドル交換(平手)13,200円〜22日間~
ハンドル交換(丸手)15,400円〜22日間~
ショルダーベルト交換18,700円〜22日間~
口元バインダー交換11,000円~18日間〜
玉縁部分補修7,700円~22日間〜
玉縁パイピング巻き直し18,700円~22日間〜
金具交換4,400円~18日間〜
クリーニング6,600円~21日間〜
部分染色/小物製品6,600円~/4,400円~21日間〜
全体染色(染め直し)/小物製品22,000円~/8,800円〜21日間〜
バニッシュ再塗装5,500円~21日間〜
内装破れ補修6,600円〜22日間〜
内装(内袋)交換18,700円~22日間〜

※詳しい修理内容は上記をご参照ください。

※納期は、ご依頼品の修理内容や資材手配、混雑状況によって変動いたします。

グッチ(GUCCI)の全交換、カスタムについて

グッチ(GUCCI)製品は、現行品からヴィンテージまで数え切れないほどの名作があります。その中でも大切な人からいただいた品や何かの記念として購入された品は、かけがえないものではないでしょうか。コルサ(CORSA)には「ヴィンテージ品で傷みが激しく、直営店では直してもらえなかったけれど、どうしても使いたい」という切実なご相談を多く頂いております。

これからお見せする画像は、40年以上前に作られたオールドグッチ(OLDGUCCI)のショルダーバッグです。

こちらは長年大切に使用されてきたショルダーバッグですが、生地やレザーなどが全体的に痛んでしまい、使用するには難しい状況でした。

お客様との入念な打ち合わせ後、グッチ(GUCCI)のロゴとシェリーラインの帯のみを再利用し、その他全てを新たに作成する「カスタマイズ」で承りました。

ご依頼品のバッグを全て分解し、パーツとなる生地とレザーを一つひとつ採寸して型紙に起こし、オリジナルに類似した素材を使って一から制作しております。

お客様のご依頼通り、オールドグッチ(OLDGUCCI)を代表するロゴとシェリーラインの帯を使用。

完成品は、現行品に見劣りしない新品のような仕上がりになったかと思います。

全交換やカスタマイズは高難易度の案件ではありますが、お客様にとって最善の修理をご提案いたします。

グッチ(GUCCI)メンテナンスについて

大切なお品を末永く使っていただくために、最適な保管と定期的なメンテナンスをオススメしています。

保管・メンテナンスのポイント

*通気性の良い環境で保管してください。
*乾燥材を使用し、カビや内袋の劣化を防ぎましょう。
*雨などで濡れてしまった場合は、綺麗な布で表面の付着物を拭き取りましょう。
 濡れた状態で放置すると、カビやシミ、革の銀面の浮きなどのトラブルが起こります。
*キャンバス生地の製品は、購入時に防水スプレーなどの塗布がオススメです。
 日常の汚れや紫外線などの変色やシミを予防します。

コルサ(CORSA)は、ご依頼品に込められたストーリーを丁寧に紡いでいくご協力を全力でいたします。諦めてしまう前にぜひご相談ください。