エッティンガー(ETTINGER)の修理メンテナンスについて

エッティンガー 2023 4/20

「財布のホックが壊れて使えない」

「バッグのハンドルがボロボロになってしまった」

「財布やバッグのファスナーがうまく開閉できない」

このようなエッティンガー(ETTINGER)製品の修理依頼を、宅配鞄修理専門店コルサ(CORSA)では承ってきました。

ここでは、修理職人の私達が皆様の大切なエッティンガー(ETTINGER)製品を長くご使用いただくための修理方法やメンテナンス方法について解説します。

目次

エッティンガー(ETTINGER)の特徴

エッティンガー(ETTINGER)は、1934年にイギリスで創業された高級レザーブランドです。
牛革を使ったブライドルレザー製品が主力商品で、気品あるシルエットの製品の数々に英国紳士たちは魅了され、1996年には英国王室御用達(ロイヤルワラント)として認められました。

もともと馬具用に使われてきたブライドルレザーは、堅牢さが特徴です。長く使っていくうちに革に艶やかな光沢が出てくるため、自分色に育てることも楽しめます。

しかし、思いがけない傷や付属パーツの摩耗・経年劣化によって故障する場合があるので、定期的なメンテナンスを行いベストな状態を保ってあげましょう。

修理依頼があったエッティンガー(ETTINGER)製品

これまでコルサ(CORSA)では、エッティンガー(ETTINGER)のブリーフケース、トートバッグ、二つ折り財布、ラウンドウォレットなど、バッグから小物までさまざまな修理を承ってきました。

CORSAでご依頼のあった製品の抜粋

・Density バックパック・LIGHTNING バックパック・STREAM 2WAYバックパック・
potential 2WAYミニショルダーバッグ・Density スリングバッグなど

エッティンガー(ETTINGER)の修理について

エッティンガー(ETTINGER)正規店の場合

修理窓口は、エッティンガー(ETTINGER)銀座直営店となります。依頼する場合は、まずエッティンガー(ETTINGER)の取り扱い店舗や銀座直営店、公式サイトに電話やメールで問い合わせてください。

「著しい損傷の製品や正規代理店以外の製品は修理を断られる場合がある」、「郵送での修理依頼は往復配送料が自己負担となる」ので、注意しましょう。

メーカー修理での確認事項

申し込み前に、以下の内容も確認しておきましょう。
・販売証明書やレシートを持参しているか
・直営店、または公式オンラインストア購入品か
・初期不良に関しては、無償もしくは有償にて対応可能か

エッティンガー(ETTINGER)のオリジナルパーツや素材での修理をご希望の場合は、エッティンガー(ETTINGER)公式HPをご参照ください。

コルサ(CORSA)の場合

店舗持ち込みや配送依頼の他、電話、メール、LINEにてお問い合わせとお見積りを承っております。修理は数千件の実績を持つ職人たちが行い、メーカー保証対象外のご相談に対応できる他、オリジナル品に類似したレザーや金具、素材を使用することで費用を抑えつつ修理が可能です。

革小物のご相談が多いエッティンガー(ETTINGER)製品。小物修理には細やかな技術が求められますが、経験を積んだ職人たちが丁寧に対応いたします。また、大きく破れてしまった革の補修や特殊構造のパーツ交換、カスタム、染色など、エッティンガー(ETTINGER)正規店では断られてしまうご相談も承っております。

細かな納期や金額で不安な場合は、エッティンガー(ETTINGER)とコルサ(CORSA)での相見積もりがオススメです。コルサ(CORSA)では、メーカーで断られてしまったトラブルの修理実績があります。諦めずにご相談ください。

「エッティンガーは公式で修理受付を行っていますが、製品の状態を確認したうえで対応方法が決まるため、ブライドルレザーのひび割れや乾燥、コバの割れ、金具の不具合、ステッチのほつれなどは、モデルや素材・年代によって対応範囲が変わる場合があります。また、公式修理では購入証明書(レシート・納品書など)の提示を求められることがあり、保証対象かどうかの判断にも使用されるため、書類を保管しておくことが大切です。エッティンガーは保証対象が製造上の不具合に限られ、ブライドルレザー特有の経年変化や摩耗は有償対応となる場合があるため、どこまでメーカーで対応できるのか判断が難しいブランドです。こちらの記事では、メーカー修理と専門店修理の違いを比較しながら、状態に合わせた最適な修理方法を選ぶための判断基準を詳しく解説しています。」

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エッティンガー(ETTINGER)の主なトラブルと修理実績

エッティンガー(ETTINGER)の製品は気品さと頑丈さを併せ持っていて、肌見離さず使いたくなるものですよね。長く使える分、日々の疲労や汚れが少しずつ蓄積し、スライダーやファスナー、ハンドルなどに不具合が起きてしまいます。

ここからはエッティンガー(ETTINGER)製品の主なトラブルと、コルサ(CORSA)での修理・交換実績をご紹介します。

スライダー・ファスナーの交換について

修理依頼の大半を占めるスライダーやファスナーの不具合は、金属部分が歪んで噛み合わせがうまくできない、テープの縫糸が解けてしまうことなどが代表的です。

エッティンガー(ETTINGER)をはじめとするUK(イギリス)およびEU関連のブランドでは、スイスriri社のようなヨーロッパ製ファスナーを使用している場合があります。独自の光沢感があり、滑らかな開閉に定評はありますが、交換となった場合は同種パーツの入手が難しいことも。

弊社では、全世界トップシェアを誇るYKK製品から機能性や色味が近いファスナーやスライダーに交換、また状態の良い引き手は移植することが可能ですので、修理後でも見た目に違和感なく使用できます。

ファスナー・スライダーに起こりがちなトラブル

*ファスナーを閉めても、口が開いてしまう
*ファスナーの生地(テープ)が裂けてしまった
*スライダーを動かそうとしても固くて動かない
*レールの金具が損傷している

スライダー交換

3850円~(税込み)

該当箇所の縫製を解き、色と機能性が似たYKKのスライダーにて交換となります

メインファスナー交換

9900円~(税込み)

該当箇所の縫製を解き、似寄りの色のファスナーにて一式交換となります。
 
※引手の移植が可能です

サブファスナー交換

8800円~(税込み)

該当箇所の縫製を解き似寄りの色のファスナーにて一式交換となります。
 
※引手の移植が可能です

ハンドル交換(丸手・平手)修理については

エッティンガー(ETTINGER)のトートバッグとブリーフケースは、丸手ハンドルが主流です。丸手ハンドルは適度な弾力のある中芯と呼ばれる素材をレザーで覆う構造になっており、長く使用していると中芯が硬化して割れることがあります。その状態を放っておくとレザーを傷つけてしまったり、レザーが不格好に伸びてしまうトラブルに繋がります。

修理の際は、事前にハンドルの幅や長さ、芯材の厚みなどを測定し、違和感ないような同系色の汎用素材で新たなハンドルを作成いたします。

ハンドル部分の修理のタイミング

*ハンドルの芯材が折れる、もしくは割れる
*レザーのひび割れや千切れ
*レザーが伸びてしまう

ハンドル交換(平手)

15400円~(税込み)

交換前のハンドルの幅や厚み、長さなどを測定し、オリジナルに近い状態のレザーハンドルを作成いたします。

ハンドル交換(丸手)

19800円~(税込み)

内側の芯材の厚みを測定し、類似した芯材を選定して使用。表面は同色系統のレザーで作成し、交換を行います。

ショルダーベルト交換について

強い力が加わりやすいショルダーベルトは、レザーが千切れてしまったり、裁断面のコバが剥がれてボロボロになってしまうことがあります。

交換修理では、現状の長さを図った上でオリジナルに再現した新たなベルトを作成しており、お客様のご希望があれば長さのカスタムも承っております。また、仕上げの工程でレザーのコバ(裁断面)をコーティング素を行う「バニッシュ塗装(コバ塗り)」や、レザーの端を内側に包むように折り曲げる「ヘリ返し」の選択が可能です。

ショルダーベルト交換のタイミング

*レザーが乾燥して、ひびが割れている
*ベルトのレザーが伸びてしまう
*ベルトが歪んでいる

ショルダーベルト交換

18700円~(税込み)

オリジナルを元に同形状のベルトを作成します。コバ面は依頼品と同様のバニッシュ加工やヘリ返しにて作成します。

バインダー交換・玉縁パイピング交換修理については

パイピング部分については2種類の方法があり部分補修か一式交換の2種類となります。
交換の際には似た様な色味のレザーにて交換を行い芯材を入れて交換していきますので、形状を変えずに修理が可能です。

製品の端々を美しく縁取る装飾の玉縁(パイピング)は、デザインの一部でありつつ製品の耐久性を補強する役割も担っています。日々のダメージを受け止めているパーツのため、いつの間にか損傷していることも少なくありません。

修理は損傷箇所をレザーで巻き直す「部分補修」か、芯材から作り直す「一式交換」の2種類の方法があり、依頼品の状態に合わせてご提案いたします。

バインダー・パイピング部に起こりがちなトラブル

*バインダー部分がひび割れや砕けて損傷がある
*玉縁(パイピング)のレザーにひび割れや千切れがある
*玉縁(パイピング)のレザーが硬化している
*玉縁(パイピング)のレザーの下から芯材が出てきている

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玉縁パイピング部分補修

7700円~(税込み)

玉縁パイピング交換については
該当箇所の縫製を解き似寄りの色のレザーにて巻き直していきます。
※玉縁パイピング交換については汎用のレザーにて巻き直しとなりますので、修理後はレザーの色ブレの可能性があります。

パイピング交換一式

19800円~(税込み)

パイピング交換一式については
該当箇所の縫製を解き似寄りの色のレザーにて巻きなおしていきます。
※その際に汎用の芯材や糸にて作り直しますので、若干の厚みのブレや糸目の色ブレが起こる可能性がございますことを予めご了承ください。

バインダー交換

12100円~

バインダー部分ひび割れや千切れがある場合には似寄りの色味のレザー巻き直しの交換を行います。

金具交換修理については

エッティンガー(ETTINGER)では、小物製品にナスカン金具やDカン金具などのパーツが使用されています。日常使いが多い小物製品は金具が重量など動き金属疲労や摩擦によって少しずつ傷ついていき、最終的には故障してしまいます。

故障したパーツの機能や色味、サイズを確認し、同様の強度と色の汎用品に交換しますので、修理後もすぐにご使用いただけます。

エッティンガーの金属部に起こりやすいトラブル

*金具部分が痩せてきている、歪んでいる
*ナスカン金具のレバーが固い、動かない

各種金具交換

4950円~(税込み)

金具の内径やサイズなどを確認し、同色系統の汎用品に交換します。

破れ補修や内袋交換については

エッティンガー(ETTINGER)の製品はとても丈夫に作られていますが、鋭利なものと接触すると表面のレザーや内袋の生地が裂けたり、穴が開いてしまったりする場合も。

破れ補修の場合は、対象箇所の内部に補強材を張り込み、元の縫製穴よりも深く縫い込んで生地を補強。生地のダメージが大きい場合は、色味が似た素材に交換となります。損傷の具合によって最適な補修方法をご案内しております。

破れ補修

6600円~(税込み)

破れ補修については該当箇所の縫製を解き、内側から補強材を張り込み再度補修を行います。

内袋交換

22000円~(税込み)

内袋・内装交換の際には似寄りの色味の生地にて交換致します。

クリーニングや染色修理については

エッティンガー(ETTINGER)で使われていることが多い牛革は、水滴が天敵です。不十分な手入れや誤った保管によって、表面にシミや色スレ、退色、銀浮き、型崩れなどを引き起こします。

弊社では、正規店が受け付けていないクリーニングや染色が可能で、ご依頼品の状態に合わせた細やかな補修をご提案いたします。

部分染色

11000円~(税込み)

該当箇所周辺のキメを整えてから、染料を似寄りの色に調合し、染色作業を行います。
 
※著しいスレやキズを染色する場合、色の濃淡が多少出てしまうことを予めご了承ください。

全体染色

25300円~(税込み)

表面のレザーに付いた汚れなどを取り除いた後、オリジナルの色味に合わせた染料で染色を行います。
 
※著しいスレやキズを染色した場合、色の濃淡が多少出てしまうことを予めご了承ください。

クリーニング

11000円~(税込み)

表面・内側を専用の溶剤にて丸洗いを行い洗浄していきます。






小物製品の修理について

エッティンガー ラウンドファスナー ファスナー交換

エッティンガー(ETTINGER)の代名詞である財布をはじめ、キーケースなどの小物製品は、レザーのステッチ(縫製の糸)の擦れ、ほつれ、千切れの他、ホック(パチンと留める金具)やバネホックの不具合、ファスナーやファスナーテープの損傷など、さまざまなトラブルが起こります。

縫い目の補修(リステッチ)作業では、類似した色の糸を使って該当箇所を目立たなくするように広範囲を再縫製して補強します。ホック交換では、同系色で無地のホックを見繕いオスメス一式交換。ファスナー交換では似寄り素材を一式交換し、状態が良い引手はそのまま移植が可能です。

リステッチ 1箇所

2200円~(税込み)

似寄りの色の糸を使い、広範囲を再縫製しながら該当箇所を補強していきます。

ホック交換 一式

4400円~(税込み)

似寄りの色味と機能の金具に一式交換となります。

ファスナー交換

9900円~(税込み)

同系色・同性能の汎用ファスナーに一て損傷している箇所の交換となります。

スライダー交換

4950円~(税込み)

該当一ヶ所をYKK製スライダーと交換します。
※状態が良い引手は移植可能です。

コルサ(CORSA)での修理参考価格・納期目安

修理内容参考価格(税込)修理内容
スライダー交換5,500円〜14日間~
メインファスナー交換/サブファスナー交換9,900円~/8,800円~20日間~
ハンドル交換(平手)/(丸手)15,400円~/19,800円~22日間~
ショルダーベルト交換18,700円~22日間~
玉縁パイピング部分補修7,700円~22日間~
玉縁パイピング一式交換19,800円~21日間~
各種金具交換4,950円~16日間~
破れ補修6,600円~16日間~
内袋交換22,000円~22日間~
部分染色11,000円~要見積もり 
全体染色25,300円~要見積もり
クリーニング11,000円~14日間~
(小物)リステッチ 1箇所2,200円~7日間~
(小物)ホック一式交換4,400円~14日間~
(小物)ファスナー交換9,900円〜18日間~
(小物)スライダー交換4,950円〜10日間~

※詳しい修理内容は上記をご参照ください。
※納期はご依頼品の修理内容や資材手配、混雑状況によって変動いたします。

エッティンガー(ETTINGER)のメンテナンス方法について

エッティンガーのメンテナンス方法詳細

・通気性の良い環境で保管してください。
・湿気のある季節(特に梅雨や夏季)はこまめに乾拭きを行いましょう。
・月に1回程度、ブライドルレザー専用のクリームを使用してください。
 市販のクリームと誤ったケアでかえってシミや劣化を促進してしまうことがありますので、初心者の方はエッティンガー(ETTINGER)公式のケア用クロスとクリームを使用することをオススメします。
・タンニン鞣しが施されているレザーが濡れてしまった場合は、すぐに清潔なウエス(布)などで拭き上げましょう。

エッティンガー(ETTINGER)のブライドルレザー製品は、堅牢で損傷しにくく日々のケアでとても長持ちします。修理やメンテナンスでお困りの際は、ぜひコルサ(CORSA)をご利用ください。

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この記事を書いた人

靴・鞄修理企業5年勤務後、2018年に独立し、現在の株式会社ROSSO(鞄・財布修理、古物商販売の2事業)を起業。
「縫製の可能性と想い(story)を紡ぐ事」を理念とし、職人として、真摯に、そして丁寧に、修理に向き合っております。

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