レザーバッグ・内装交換・玉縁交換修理事例

今回のレザーハンドバッグの修理案件については、内装交換3.5室と玉縁レザーの一式作成となります。内装の生地については現状がかなり裂け、千切れの損傷を起こしている状態や内側の通常ポケット、ファスナーポケットの無理な位置での取付、玉縁縫製後の内側にて縫製をまとめているテープが樹脂製のもので劣化しており砕けています。またレザー表面部分も千切れがあり、玉縁のレザーについても外周に至るところにスレや穴あき、内側の芯材の損傷など、今回は修理箇所が多いです。

こちらのバッグはご依頼主様がとても気に入っていらっしゃるバッグで最後までお使いになられたいとのご要望との事でしたで大がかりな修理となりましたが修理をお受けさせて頂きました。内装交換の際には交換するすべての箇所の縫製を解き、一度現状の寸法に生地を裁断、その際に表面の損傷を起こしている箇所に
裏側から当て側補修を行ってから本体に生地を取り付けていきます。その際玉縁のレザー同様の寸法に作成後全体の解体したバッグを取り付けていきます。縫製後は
内側の劣化していたグログランテープについては新たにナイロン製のテープにて巻き直して交換修理を行っています。

アフター写真にもありますが3.5室ほどの交換となるとかなりの生地、パーツの解体となりますので大掛かりな修理となりました。ファスナーポケットの位置はアフターでは現状の位置が損傷を起こしてしまう兼ね合いから通常のバッグでの使用に変更を行っていますので使用の際にスムーズになったかと思います。弊社ではブランド問わず修理を行っていますので修理でお困りの際にはご相談下さい。

    • 修理内容 内袋交換(3・5室)・玉縁交換
    • ブランド名 Brand unknown
    • 形状 ハンドバッグ
    • 修理詳細 内側の生地の千切れ、玉縁のレザー部分損傷、芯材の折れなどの為、交換修理
    • ご依頼主様 東京都日野市 I様