「鞄・財布 ファスナー 交換( zipper repair) 修理 方法について解説」

目次

ファスナー交換の作業工程について解説

ファスナーが途中で止まる、閉まらない、噛み合わせが悪い。ハイブランドから国内ブランドまでファスナーを採用していると同様の症状が起こる可能性があります。。
こうした症状は スライダー交換で改善できるケース と ファスナー交換が必要なケース に分かれます。
この記事では、修理専門店の視点から ファスナー交換が必要な症状・交換の流れ・料金の目安 を詳しく解説。
初めて修理を検討している方でも判断しやすい内容になっています。

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スライダー交換で直る症状との違いは?

現物を確認後、スライダーを通して開閉を行い開閉がスムーズな場合にはスライダー交換が可能です。

ファスナー全交換になる判断基準は

ファスナーレールが千切れている場合にはファスナー交換となります。

ファスナーレールに瞬間接着剤を塗布して固定している個人的な補修を行っている製品はファスナー交換となります。

スライダーのI字部分な極端なすり減りとレール部分の摩耗が確認出来た場合にはスライダーの開閉が出来ても納品後、ファスナーを閉じた部分から開いてしまう実例があり、その場合には交換にて本見積りのご提案となります。

ブランド品でも純正に近い仕上がりになりますか

世界トップシェアのファスナーがYKKのファスナーなりますので基本的には見た目の遜色なく交換は可能です。弊社CORSAでは現状YKKのファスナーのみの交換となります。

修理期間はどれくらい

混雑時を除き、基本的な納期は20営業日~とさせて頂いております。

費用はどの症状で変わる

CORSAでは構造と修理までの工数にて算出した金額とバッグログを元にお見積りをさせて頂いております。

革を傷めず交換できる?

都度ミシンの抑えは製品によって採用しているので針孔縫製は除き最小限の負担の掛からないように修理を行っております。

「修理すべきか迷う段階でも、写真を送るだけで“今の状態で本当に必要な対応”をお伝えできます。まずは修理が必要かのお悩みを気軽にご相談下さい。」

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ファスナー交換となる症状について

上記が修理前のファスナーの症状のお写真になります。ファスナー交換になる症状としてはコイルファスナーの場合にはコイルレールからファスナーテープ(生地・台布)が破れている場合。金属ファスナーの場合には金属レールのムシ破損(金具が破損)やファスナーテープ(生地・台布)が破れている場合には交換となります。

ファスナー交換での対応方法については

ファスナー交換の際にはコイルファスナー・金属ファスナー共にカラーサンプルから一番近い色味でのファスナーにて交換を採用して交換をCORSAでは行っています。その際に各号数のスライダーを用いて現状の品物に近い大きさのスライダーにて交換を行っています。

ファスナー交換作業方法については

ファスナー交換の際にはまず縫製を取りはずす前に左右の方面にあたり(チャコぺンやマスキングテープ)を使用して印をつけていきます。通常ファスナーを取付る際には製造の工程ではマチは平面で平ミシンで縫製を行い立体物に作成を行い前段階で縫製しているものなのですが、修理の際には立体物となってから修理を行う為、あたりがないままファスナー交換を行うと左右差が出てしまい歪みやハンドルの左右のズレが顕著に発生する為、このような事前の仕込みを必ず行います。その後縫製を外した後は、既存のファスナーと使用するファスナーの長さを図り裁断を行い取付をしていきます。基本的に生地の場合には両面テープや事前に生地に内縫いを行う場合の2点とレザー製品については両面テープと稀に接着材を塗布して取付を行う2種類となります。このような方法は製品の仕様や芯材の選定を行い都度最良の方法を選択して取付を行っています。

ファスナー取付と引手の移植の可否について

ファスナーの取付については既存の修理の幅を事前に確認をしてテープの目(線上の位置)を目安に張り込みをしていきます。その際に元の位置はスケール(定規)を用て幅を測っておおよその寸法を事前に作業前に確認をしておきます。マスキングテープに金属ファスナーやコイルファスナーもスライダーが2か所ついていない場合のバッグについてはスライダーの向きがある為、取りはずす前に位置方向の印は必ずつけておき交換となります。引手の取付については、基本的に各ブランドではノンロックのスライダーを採用している事が多く、元の引手は移植が出来る者が多い傾向にあります。その際にパドロック式(南京錠を止める形状)のスライダーなどの特殊な仕様については形状は変わりますが、移植が出来る場合があります。

ファスナー縫製については

ファスナー縫製を行う際には本体の製品に応じて抑えを変更して縫製を行います。今回の生地ではあるが、素材が繊細な場合には革の縫製で使用する抑えの面が平らなものを使用し生地の製品には通常ギザギザの送りを使用して縫製を行います。こちらは職人の方でお預かりしている製品が傷が付かないように今までのアーカイブを用いて縫製を行っているので重要なポイントとなります。縫製後は修理前に張り込みを行っていたマスキングテープやあたりの印が重要な目印となり、左右差がないかを確認と目視で全体の歪みがないかを確認して縫製の業務は完了となります。

ファスナー修理後の検品について

実際の修理後のアフター写真になります。ファスナー交換後はファスナーの歪みや弛みがないか、バッグ全体の歪みや四つ角の左右差のずれなどを確認して違和感がないかを最終検品としてファスナー交換の完了となります。

補足として弊社CORSAでは検品後、作業者と検品者が分かれており、縫製の際の糸が内部に混入していないか、縫製後の糸処理が表・裏側に正確な対応が出来ているかを確認を行っています。

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この記事を書いた人

靴・鞄修理企業5年勤務後、2018年に独立し、現在の株式会社ROSSO(鞄・財布修理、古物商販売の2事業)を起業。
「縫製の可能性と想い(story)を紡ぐ事」を理念とし、職人として、真摯に、そして丁寧に、修理に向き合っております。

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