BREE(ブリー)丸手ハンドル交換修理事例|特殊色レザーの事前手配とブランド仕様を再現した持ち手交換

オンライン相談からご依頼までの流れ
今回ご紹介するのは、ブリー(BREE)バッグの丸手ハンドル交換修理事例です。 お客様からはLINEでオンライン相談をいただき、現状の色味から大きく外れない自然な交換をご希望されていました。
写真確認の段階で、ハンドルの色味が一般的な定番色ではなく、特殊色・特殊糸になる可能性が高いと判断。 そのため本見積り前に、革卸会社へ想定するレザーの在庫状況を確認し、必要素材の事前手配を進めました。
その後、バッグをご郵送いただき現物を確認。事前に想定していたレザー・糸と照らし合わせながら本見積りをご提案し、正式に交換修理のご依頼をいただきました。
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修理前の状態と交換判断
現物を確認したところ、ハンドル表面の銀面が広範囲で剥がれており、補修ではなく交換が必要な状態でした。 丸手ハンドルは内部構造が複雑で、芯材の種類や位置、根革との接合方法など、ブランドごとの仕様を正確に再現する必要があります。
解体と型紙作成|ブランド仕様の再現
まずは既存ハンドルを丁寧に解体し、内部構造を確認します。
- 根元部分の芯材
- 丸手専用の芯材
- 飾りステッチの位置
- 根革と本体の縫い付け位置
これらを型紙に正確に記録し、ブリーの仕様を再現できるよう準備します。 丸手ハンドルは「太さ」「カーブ」「芯材の入り方」で印象が大きく変わるため、型紙工程は非常に重要です。
レザーの裁断と漉き加工|段階的な厚み調整
今回のハンドルは複数段階の漉きを入れる必要がありました。 丸手ハンドルは、握った際の丸みと柔らかさを出すため、部位ごとに厚みを変える高度な加工が求められます。
- 根革部分は強度重視
- 丸手部分は丸みと柔軟性
- 接合部は段差が出ないよう調整
これらを踏まえ、段階的に漉きを入れながら裁断・組み立てを進めます。
芯材の取り付けと組み立て
型紙に基づき、根元用芯材と丸手用芯材を正確な位置に取り付けます。 その後、丸手芯をレザーで包み込み、接着・縫製を行い、断面を整えていきます。
丸手ハンドルは、芯材の入り方で握り心地が大きく変わるため、ブランドの仕様を忠実に再現することが重要です。
バニッシュの調色と塗布工程
今回の断面仕上げに使用するバニッシュは、オレンジ・赤・白を混ぜたような特殊色でした。 既存の色味と違和感が出ないよう、配分を精査しながら調色を行います。
塗布工程は以下の3段階です。
- 下地
- 色
- 仕上げ材
それぞれを丁寧に塗布し、ブリーらしい自然な断面仕上げに整えます。
根革の縫製と最終仕上げ
調色したバニッシュが乾燥した後、根革を本体に縫い付けて完成となります。 事前にお客様へ色味確認を行っているため、修理後も第三者視点で違和感のない自然な仕上がりになりました。
オンライン相談からのご依頼でも、店舗での対面と同等の精度で素材選定・色味確認・工程管理を行うことで、安心して修理をお任せいただける体制を整えています。
まとめ
今回のブリー(BREE)丸手ハンドル交換は、
- 特殊色レザーの事前手配
- ブランド仕様の型紙再現
- 段階的な漉き加工
- 芯材の正確な取り付け
- バニッシュの調色 といった高度な工程を経て、自然な仕上がりを実現しました。
丸手ハンドルは構造が複雑で、交換には専門的な技術と経験が必要です。 同様の症状でお困りの方は、オンライン相談からでもお気軽にご相談ください。
ブリー(BREE)総合メンテナンスの修理事例は下記のURLからご参照ください。

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