ドーヴィル、トゥルーヴィルについて
ルイ・ヴィトン(louis vuitton)のバッグ「ドーヴィル」は、1980年代に誕生した女性向けのハンドバッグです。ドーヴィルは化粧品やトラベルアイテムの収納に適しているデザインが特徴。バッグのファスナー部分の開閉部には、ルイ・ヴィトンの歴史における初期のロゴを再解釈した象徴的なLVサークルが使用しています。
・ドーヴィル 35×27×14cm
・トゥルーヴィル 28×21×9.5cm
ドーヴィルとトゥルーヴィルの違いと言えばドーヴィルはトゥルーヴィルよりも一回り多く、より多くのアイテムは収納が可能です。 元々、ドーヴィルは化粧道具を便利に持ち運ぶように作られたモデルで、トゥルーヴィルはドーヴィルを普段使いにできるコンパクトなサイズに作られたモデルです。
トゥルーヴィルはファスナーがサイドまで開くデザインで、開閉がスムーズな事もあり中のアイテムの出し入れが容易で、ドーヴィルには内側にボトルホルダーが付いている場合があります。
両モデル共に、実用性の高さから日常使いから旅行まで幅広く活躍するバッグです。
ルイヴィトン(Louis Vuitton)ドーヴィル、トゥルーヴィルについてルイヴィトンの修理を行うプロの修理専門店の職人がよくある修理のご説明させていただきます。これから修理を考えているお客様はこの記事をご参考ください。
ルイヴィトン(louis vuitton) メーカー修理については
オリジナルのパーツや素材での純正修理をご希望の場合はルイヴィトン公式ホームページ修理をご参照下さい。
直接の修理の場合にはお預かり修理する製品を全国のルイ・ヴィトン ストアで承っているので直接修理品を持参もしくは郵送での対応が可能です。
ルイヴィトンの製品を確認後、実際のお見積り金額をご提示を承ってくれるそうです。
商品お見積り内容をご確認・ご了承いただいた後、担当の工房での修理を開始します。
検品後に修理完了後、工房・店舗の方で品質チェックを行います。
製品をお客様が確認してからお渡し時に修理代金をお支払いを行い完了となります。
メーカーでの修理を行う場合には下記の内容をご参照下さい。
販売証明書やレシートを持参しているか。
直営店または公式オンラインストア購入商品かなど。
ヴィンテージ製品や廃盤のシリーズについてはパーツの供給が終了している場合や著しい損傷などは、修理の対応不可になる場合がございます。
また頂きものなどの正規品かどうか分からないものなどは修理不可になる場合もありますので正規修理を検討の場合には必ずルイヴィトン・ストアにて確認をしましょう。
CORSA鞄修理専門店ではルイヴィトンでのメーカー修理で対応不可なった製品などの修理実績豊富ですので諦める前に一度ご相談下さい。
それではドーヴィル・トゥルーヴィルの修理をご紹介していきます。
ルイヴィトン(louis vuitton) ドーヴィル・トゥルーヴィルの主な修理については
ほつれ再縫製については
ほつれ再縫製
2200円~(税込み)
長年ご愛用しているとバッグの縫製の糸目がスレや劣化により糸目がほつれてきますが、そのまま放置していると解けた箇所に負担がかかり損傷の恐れがあります。
その際にはほつれ再縫製をして補強をお勧めしています。
修理の際には現状のほつれた箇所よりも大き目似寄りの色の糸目にて再縫製を行い補強していきます。
カシメ交換
意外と多いカシメ金具の修理。修理の際には汎用の無地のカシメ金具にて交換となりますが、強度の面では同等の強度がありますので安心です。
カシメ金具は経年劣化により青錆や、なんらかの衝撃で金具本体が緩みオスとメスの金具は損傷し外れてしまう可能性があります。交換の際には似たような金具の色のカシメにて交換となり、修理後は無地の金具にて交換となります。
カシメ交換
1100円~(税込み)
根革部分など留めているカシメ金具ですが、時間の経過により緩くなり外れてしまうトラブルが起こります。交換の際には現状の色味に近い汎用のカシメ金具にて交換となります。
ファスナー交換&スライダー交換方法について
ルイヴィトンのドーヴィル・トゥルーヴィルのバッグですが長きに渡り開閉を繰り返し使用していると金属疲労を起こし、ファスナーもしくはスライダーが不調を起こしてしまいます。
スライダー交換の場合は該当箇所の縫製を解き、似たような金具の色、号数のスライダーにて交換していきます。その際にオリジナルの引手は移植可能です(特殊な場合は除く)
・ファスナー生地が切れているまたは生地が元の厚みより擦れてきている
・金属ファスナーの場合、金属レールがかけている、錆はじめている
・コイルファスナーの場合、コイルのレールが一部かけている
・スライダーを開閉をしてもファスナーが開いてくるなど
口元バインダー交換や玉縁まき直しの交換方法
バインダー交換の交換のタイミングとしては表面のひび割れなどが起きた場合には交換を検討をしましょう。表面のPVCの素材が劣化してしまうと修理が困難になってしまう為です。
玉縁パイピングと言われる部分については、表面のレザーが乾燥や擦れなどによりひび割れや千切れなどの損傷を起こしたりする修理箇所です。
修理については、部分補修や一式交換にて対応が可能です。損傷具合にもよりますが、部分補修なども可能な修理となります。
根革交換・レザーパーツ交換方法
Dカン接合部分の根革のレザーは重量などでヌメ革が痛み、長きに渡り使用していると損傷を起こす箇所ですので交換の際には似寄りの色のヌメ革にて交換が可能です。
年数が経ってくると経年劣化により、ショルダーの根革(付け根)は弱ってきて最終的に亀裂、ひび割れなど損傷してしまいます。
根革交換の際には該当箇所の縫製を解き、似たようなレザーにて交換となります。交換の際には汎用のカシメ金具にて交換となりますので修理後は無地の金具にて交換となります。
根革交換の際には該当箇所の縫製を解き、同系色の色味のレザーにて交換となります。
ドーヴィル・トゥルーヴィルの根革は特殊な形をしたものも多いですが、似た様な色味のレザーにて交換を行いますので修理後も見た目遜色なく交換可能です。
ハンドル交換方法について
ドーヴィル・トゥルーヴィルのの製品では特に定番のヌメ革ですと外周に焼捻を入れてハンドルを作成してありますが、修理の場合でも弊社では現状の寸法通りに型紙を作成し焼捻のラインを外周に入れてから作成を行いますので修理前・修理後の違和感ご使用が可能です。
クリーニングや染色(染め直し)やバニッシュ再塗装について
ルイヴィトン製品は購入時は綺麗な状態でも使用していく中で製品に汚れが付着してシミになったり、色スレや退色を起こすケースがあります。
その様な場合にはクリーニングや染色にて改善や染め直しが可能です。
またハンドルの断面やバッグや小物製品のコバの断面には溶剤のバニッシュ処理を行なっていますが、何らかの原因でトップコートが剥がれ、ベタツキや色味の方が剥がれしまう事があります。
その様な症状の場合には一度断面の溶剤を全て剥がし下地・色・仕上げ材の3工程にて再度バニッシュの塗装が可能です。
部分染色
9900円~(税込み)
四つ角のスレキズやワンポイントの退色には部分染色が可能です。現状の症状に合わせた色味を作成し部分的染色を行います。
※染色については大きさや構造により金額は異なります。
全体染色(染め直し
33000円~(税込み)
全体的な退色や表面部分の黒ずみなどがある場合は全体の染め直しが可能です。
現状の色味と事前に再現し確認後染め直ししていきますので安心してご利用が可能です。